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2010-08-27

第3話「変態でも風邪は引く!?」

七咲アフターストーリー第4話準拠

橘家
美也「にぃに、しっかりして!!」
美也「と、とりあえず服着替えて!!今持って来るから」
橘「う……そ、そのくらい僕が自分で……」
美也「無茶しないで!!」

美也「はい。着替えとタオル。玄関じゃまずいから風呂に行くよ」
橘「あ、ああ」
美也「せいのっ!!……重い」
橘「僕を引きずるなって!!」
美也「でも立てないでしょ?」
橘「が、頑張るから……」
美也「無理だよー」
それでもにぃには頑張って立ち上がった。
ふらふらしてて危ないからみゃーがにぃにの両手を持って支えた。
美也「じゃあ、行くよ」
橘「ああ、頼む」

美也「とーちゃーく!まずは服を脱いで……」
橘「ちょっと待て!!何でお前が脱がすんだ!?」
美也「だってにぃに、ふらふらで危ないし」
橘「だ、大丈夫だ!この通り……うわっ」
美也「ほらー!」
橘「で、でもな……お前には見られたくないんだよ」
美也「遠慮しなくていいって!だってみゃーたち兄妹でしょ?」
美也「にぃにの裸なんて見ても全然平気だし」
橘「そういう問題じゃない!!」
美也「じゃあ、どういう……あ、分かった」
橘「あん?」
美也「ひょっとして……逢ちゃんに脱がせてもらいたい……とか?」
橘「ぶーーーーーーっ」
橘「今ので3度くらい熱上がったぞ……」
美也「図星ね。この変態!!」
橘「僕は変態じゃないし、図星でもない!!」
美也「嘘吐いてもみゃーには丸分かりだよ」
美也「今こんな妄想してたでしょ?」

妄想
七咲「それじゃあ、先輩。ズボン、下ろしますね」
橘「あ、ああ」
橘(な、何だか緊張する……興奮してきた)
橘(だ、駄目だ……反応するんじゃない!!)
七咲「おや?先輩、何かここ、すごく盛り上がっています」
橘「え?」
七咲「そんなに興奮しなくてもいいのに……かわいいですね」
橘「あ……」
橘(な、七咲が、僕の大事なとこをじっと見つめている……)
橘(やめろ、やめるんだ……)
七咲「よいしょっと……次は……」
橘「パ、パンツは自分でやるから!!」
橘「お願いだからもうやめて!!」
七咲「いいえ。このくらい私が」
七咲「だって、いつか先輩と私は夫婦になるので……」
橘「ふ、夫婦だとぉ!?僕と……七咲が……夫婦!?」
七咲「はい」
そう言って七咲が僕のパンツに手をかけた!!!!!
橘「あ……やめろ、やめてくれーーーーー」
橘「こ、これ以上興奮したら……僕は……僕は……」
七咲「クスッ」
橘「僕はもう我慢の限界だあああああああああ!!!!!!!!!」

プシューーーーーーーー!!!!!!!!
美也「あ、に、にぃにの身体からすっごい湯気が!!」
橘「あ~」
バタッ。
美也「にぃに!?うわ、さっきよりもすっごい熱が!!」
橘「美也……僕はもう……駄目かもしれない」
美也「にぃに!!」
橘「頼むから……出ていってくれないか?」
橘「僕は……一人で着替えるから」
美也「みゃーが手伝うってば!」
橘「いいから出てけ!!邪魔なんだよ!!」
美也「あ、にぃに……」
ビシャン。
にぃには何とか立ち上がってみゃーを風呂場から追い出した。
美也「もう……何よ!?人がせっかく親切に着替させてあげようとしたのに」
美也「もう知らない、バカにぃに」
美也「そんなに逢ちゃんが好きなら、ずっとイチャイチャしてればいいでしょ!!」
橘「な、七咲が……僕の奥さんに……。いい!!すっごくいい!!最高じゃないか」
美也「……」
にぃには妄想の余韻に浸りながら、服を着替えた。

美也「もういい?」
橘「ああ」
美也「それじゃ、立って。部屋に行くよ」
橘「う、うん。もう立ってるけどね、ある意味」
美也「変態」


しゅうの部屋
みゃーはにぃにをベッドに寝かせた。
美也「これ、風邪薬。これ飲んでずっと寝てなよ」
橘「ありがとう」
美也「食事は持って来るから、トイレ以外では起きて来ないでね」
橘「ああ……お前……何か態度が冷たいな」
美也「気のせいだよ!じゃあね」
バタン。
橘「美也の奴……どうしてあんなに怒ってるんだ?」

美也の部屋
美也「ああ、もう!!悔しい!!」
美也「みゃーが脱がせようとしたら嫌そうな顔するのに……」
美也「何で逢ちゃんならいいの??」
美也「みゃーは……こんなにもにぃにの事を大切に思っているのに」
美也「第一、にぃにが風邪引いた原因はデートに行ったからでしょ?」
美也「逢ちゃんのピクニックシートを拾おうとして海に落ちたから……」
美也「逢ちゃん、さっきそう言ってた」
美也「つまり、にぃにが風邪引いたのは逢ちゃんのせいなんでしょ?」
美也「なのに……どうして?」
美也「……」
美也「はぁ、もういい。考えるだけ虚しい。寝よう」


翌朝
2-B教室
七咲「みんな、おはよう」
女子「あ、逢ちゃん、おはよう」
いつも通り席についてほっとする逢ちゃん。
すると、そこへ……
美也「た、大変だぁ!大変なのだぁ!!」
ダダダダダダダダダダダダ……
中多「美也ちゃん、そんなに慌ててどうしたの?」
美也「それが……聞いてよ、紗江ちゃん!!」
美也「うちのお兄ちゃんが……」
七咲「……?」
中多「橘先輩が……?」
美也「風邪で寝込んだんだよ!!」
みゃーは昨日の事が悔しかったので、わざと逢ちゃんにも聞こえるように大きな声で言った。
中多「え?」
七咲「……ええっ!?」
逢ちゃんの表情が一瞬凍りつく……
美也「びーくりしちゃうよね!!」
美也「変態でも風邪を引くとはこのことなのだ、にししし」
七咲「ねぇ、美也ちゃん、それ本当なの!?」
みゃーに駆け寄る逢ちゃん……作戦通り(キリッ
美也「え?うん。昨日逢ちゃんが帰った直後、お兄ちゃんが突然玄関で倒れたんだ」
美也「ひどい熱だったよ」
七咲「……!!」
七咲「そんな……そんなことって!私のせいで……」
逢ちゃんはその場にうつむき、両拳を強く握り締める。
そして今にも泣きそうな表情をしている。
中多「七咲……さん……」
美也(まずい……さすがにやり過ぎたかも!!)
美也「逢ちゃんのせいじゃないよ!しっかりして」
七咲「……」
教室を出て行こうとする逢ちゃん……
美也「逢ちゃん……どこ行くの?」
七咲「ちょっと……屋上に。すぐ戻る」
美也「逢ちゃん……」

どうしよう!?こんなに悲しそうな逢ちゃん、初めて見たかもしれない。
何だか、昨日にぃにをデートに誘った事を後悔しているみたい。
今にも泣き出して自分自身を責めようとしている。
みゃーのせいで……大変な事になった……
どうしよう!?どうすればいいの!?
あ、そうだ!!こんな時のウメちゃんだ!!行こう。

美也「紗江ちゃん、ちょっと行って来る!」
中多「あ……美也ちゃんまで……」


3年生廊下
美也「ど、どうしよう、ウメちゃん!!」
梅原「ん、どうした?何があったんだ?」
美也「実はうちのお兄ちゃんが逢ちゃんとデート中に風邪引いちゃって……」
美也「逢ちゃんが自分のせいだって落ち込んでいるの」
梅原「デート中に風邪引いた?いや、あいつもっと前から風邪引いてたみたいだぜ」
美也「へ?そなの??」
梅原「ああ。でも、七咲を悲しませたくなくて隠し通してたみたいだ」
美也「でも、結局逢ちゃん悲しんでる!」
美也「とにかく、ウメちゃんの方から逢ちゃんに説明してあげて」
美也「それから、美也たちは気を遣って出掛けるから今夜はお兄ちゃん一人なのだ」
梅原「わかった。そう伝えておくよ。……あと、ウメちゃんはやめろよ」
美也「ありがとう、ウメちゃん!」
梅原「はっはは……聞いてないよ……」

梅原「まったく、俺は縁結びの神様かって!」


2-B教室
七咲「美也ちゃん!」
美也「あ、逢ちゃん!戻って来たんだね!」
七咲「美也ちゃん、今夜、美也ちゃんの家に行ってもいいかな?」
美也「え?今夜、みゃーも両親もいないよ」
七咲「橘先輩のお見舞いがしたい!お願い!」
美也「うう……わかったのだ!お兄ちゃんが心配なんだね」
七咲「ありがとう!美也ちゃん」
美也「いいのだー逢ちゃんの頼みだもん」
美也(作戦通りなのだ。にししし……)

放課後
橘家
ピンポーン
美也「はーい。……あ、逢ちゃん!」
七咲「美也ちゃん、今晩は」
美也「うっわ、その袋、すーごい量だね」
七咲「うん。橘先輩に栄養を付けなくちゃ。たくさん買っちゃった」
七咲「橘先輩は?」
美也「部屋で寝てるよ。こっそり行って脅かしてやるのだ。にししし……」
七咲「それもいいかも」

橘家・しゅうの部屋
橘「ゲホッ、ゲホッ」
橘「やっぱり無理してデートに行ったことで罰が当たったか」
橘「これじゃ七咲に逢えないし、受験勉強だってできないよ」
橘「僕はバカだ」
七咲「本当だよ、バカ」
橘「美也に言われたよ、くそう。……あれ?でも声がなんか違うような……」
七咲「本当にバカな先輩です……」
橘「え?な、七咲!?どうしてここに?」
七咲「梅原先輩から聞きました。先輩、何も無理しなくてもよかったのに」
橘「え?あ、ああ……」
七咲「本当に、世話の焼ける先輩です」
美也「逢ちゃんに怒られてる。にししし……」
橘「美也……」
美也「お兄ちゃん、ごめんなさいは?」
橘「何で美也に謝らなきゃいけないんだよ……」
美也「みゃーじゃない!逢ちゃんにだよ!まったく」
橘「バカって言うなよ」
美也「お兄ちゃんが余計な気を遣ったせいで逢ちゃんを悲しませたんだよ」
七咲「私、てっきりデートに行ったことで先輩が風邪を引いたのかと思い……」
七咲「すごく責任を感じました。でも、その後、梅原先輩から聞きました」
七咲「先輩は風邪を引いていたにも関わらず、私のためにデートを……」
橘「……七咲、黙っていて悪かった。でも、楽しそうな七咲を見ていたらどうしても……」
美也「あ、じゃあ、みゃーは出かけて来るのだー後は二人でね」
七咲「美也ちゃん、ありがとう。行ってらっしゃい!」
美也「逢ちゃん、そのスケベ星人に襲われないようにくれぐれも注意するのだー」
橘「誰がスケベ星人だ!」
七咲「わかった。気をつける」
橘「七咲まで……」
七咲「冗談ですよ、クスッ」
美也「では、さらばなのだーにししし」
みゃーは部屋を出て行く。

そしてしばらく考え事をしながら、外をぶらぶらする。
美也(それにしても悔しい。にぃに……何で逢ちゃんが来た途端に表情が変わるの?)
美也(あんなに嬉しそうな顔しちゃって……デレデレしちゃって……)
美也(みゃーと二人っきりの時には見せた事もないような顔しちゃって)
美也(打倒・逢ちゃん、にぃに・奪還……か)
美也(もう、早くも挫折しそう。敵いっこないよ、逢ちゃんには)
美也(予想以上の相手を敵に回して後悔してる)
美也(どうすれば逢ちゃんに敵うのかな?)
美也(うーん……とりあえず……お腹減ったのだ!!ご飯食べて行こう)

美也(はぁ。食べた食べた……食後のまんま肉まん、おいしい!)
美也(あ……もうそろそろ9時になる。早く帰らないと!)
結局、何の対策も考えず、お腹だけ満たしたみゃーは……
そのまま帰宅することにした。

美也「ただいま!」

美也「あ、お兄ちゃん!大人しくしてたんだね。逢ちゃんもありがとう」
橘「は、早かったんだな、美也」
七咲「み、美也ちゃん、お帰り」
美也「早かった?何言ってるの、もう9時だよ?」
橘「はっ?」
七咲「え?」
二人して時計を見上げる……なんと、時刻はすでに9時を回っていた!!
橘「もうそんな時間だったのか!」
七咲「もうこんな時間……早く帰らないと!」
美也「あれ?二人とも何か怪しいぞ。……まさか、このスケベ星人がぁ!!」
七咲「せ、先輩、お大事に……また明日」
逢ちゃんは足早に逃げる。
橘「あ、七咲、行くな!!」
美也「逢ちゃん、バイバーイ。……うううううう」
橘「あ、ははは……べ、別にやましいことなんか……」

にぃにのバカァァァァァァァァァァァァァァァ!!
ギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

橘「あう……ぐあ……」
美也「もう!知らない!!」

はぁ……どうせこんなことだろうと思った。油断した。
どうせにぃにと逢ちゃんは二人っきりなのをいいことに……
イチャイチャしてたんでしょ?バレバレだよ……。
こんなことになるなら気を遣うんじゃなかったよ。
これでまた、にぃにの心はみゃーからさらに離れ……
逢ちゃんの方へと着々と近付いていくのであった。
今回もまたみゃーの完敗だよ。
どうすれば逢ちゃんに勝てるのやら……
みんなも次回に期待してね。バイバイなのだ。

第4話に続く。

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