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2010-08-06

エピローグ「先輩、子供……ほしいですね」

8月下旬

七咲家
居間
逢「先輩、お休みなさい」
しゅう「え?もう寝るの?」
逢「ええ。明日もまたオフですが、ゆっくり休まないと」
しゅう「そ、そっか……」
逢「先輩?何でそんなに残念そうな顔をするんです?」
しゅう「だって……また……逢としたいなって思ったから」
逢「えっ?」
しゅう「今日はちょっと嫌な事件の捜査に行ってて……」
しゅう「現場検証してたら何だか切なくなって……」
しゅう「帰ったら逢に癒してもらいたいなって思ってたんだけど……」
しゅう「ごめん。やっぱり無理だよね。自分勝手なこと考えてた僕が馬鹿だったよ」
しゅう「何でもない!おやすみ!!」
逢「先……輩……」
しゅう(まあ、今のは事実なんだけど、さすがに逢に許可してもらえないよな)
しゅう(前回のはあくまで『特別』だったわけだし)
しゅう(僕が誘拐された逢を命懸けで救ったご褒美だった)
しゅう(だけど今回は違う!あくまで僕の自己中なんだ)
しゅう(さすがに……無理か)
逢「ふふっ、仕方ありませんね」
しゅう「え?今何て?」
逢「先輩って本当に甘えん坊なんですね!クスッ」
しゅう「あ……ごめん」
逢「いえ、別に謝らなくてもいいですよ」
逢「私も……その……」
しゅう「逢……も?」
逢「今ちょうど……先輩と……」
しゅう「僕……と?」
逢「……」
しゅう「逢?」
逢「や、やっぱり何でもありません!!お休みなさい」
しゅう(逢……かなり照れているようだ。それに、ちょっと残念そう)
しゅう(やっぱり……逢も!)
しゅう「逢、待って!」
逢「はい」
僕は、逢の振り向きざまに逢の唇にキスをした。
しゅう「ん……」
逢「ん……」
しゅう「……」
逢「先輩?」
しゅう「ごめん。よくよく考えてみれば、恥ずかしくて言えるわけないよな」
しゅう「逢、今日も……よろしくな」
逢「い、いえ。私の方こそ……よろしくお願いします」
しゅう「えっと、じゃあ……ずっと立つのも難だし、僕の部屋で」
逢「はい」

しゅうの寝室
逢をベッドに仰向けに寝かせ、僕は逢に覆い被さるようにベッドにうつ伏せに寝る。
しゅう「ん……」
逢「ん……」
しゅう「あはは……」
逢「ふふっ……」
しゅう「ごめんな。前回は特別扱いだったのに今回は……」
逢「いいですよ。今回も特別です。少し意味合いが変わりますが」
逢「前回のは助けていただいたお礼とご褒美でした」
逢「今回は辛いお仕事を頑張っている先輩へのご褒美です」
しゅう「逢……ありがとう。んん……」
逢「んん……」
しゅう「んん……」
逢「んん……」
しゅう「逢……」
逢「しゅうさん……」
僕と逢はもっと強く抱き合った。
そして舌を出し、さらに深くキスをする。
しゅう「あん……ちゅっちゅ」
逢「あう……ちゅっちゅ」
しゅう(逢……逢……)
しゅう「あん……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
逢「あ……あ……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
しゅう(逢……かわいいよ。かわいすぎる!!)
しゅう(また興奮してきた。気持ちを抑えられない)
しゅう「あん……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
逢「あ……あ……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
僕はキスで逢の口を塞ぎながらそっと逢のパジャマのボタンに両手をかけた。
しゅう「あん……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
逢「あ……あ……ちゅっちゅ……ちゅっちゅ」
逢に抵抗する様子はない。外してもいいということなんだろう。
僕は逢のパジャマを脱がし、下着もそっと脱がせた。
しゅう「あ……黙ってやっちゃったけど、いいってことだよね?」
逢「はい。あ……だけど」
しゅう「うん」
逢「あんまり……ジロジロ見ないでください」
逢「その……何と言うか……恥ずかしいので」
しゅう「う……うん」
そう言って僕も服を全部脱ぎ、逢と同じ格好になった。
逢「ごめんなさい」
しゅう「え?どうして謝るの?」
逢「私の胸は小さくて、先輩が好きそうな胸じゃないから……」
しゅう「え……あ。そんなことない!!」
逢「え?」
しゅう「確かに大きくはないよ」
しゅう「だけど、小さい頃から水泳をやってて鍛えられているから……」
しゅう「すごく張りがあって僕は好きだよ」
逢「先輩……ありがとう……ございます」
しゅう「僕は逢が好きなんだ!胸も含めた逢のすべてが好きなんだ!!」
逢「……」
しゅう「逢……本当に心から愛してるからな。逢のすべてを」
そう言って僕は逢の胸に顔を埋めた。
逢「しゅう……さん」
そう言って逢は両手を僕の頭にそっと添えた。
しゅう「ねえ、一つ聞いてもいい?」
逢「はい。何ですか?」
しゅう「子供……何人ぐらいほしい?」
逢「え?あ……そうですね……」
しゅう「うん」
逢「実は……要らなかったりします」
しゅう「え?それはどうして??」
逢「だって私にはすでに子供が2人いますので」
しゅう「え?ど、どういうこと?」
しゅう(まさか……?)
逢「分からないんですか?」
しゅう(まさか、不倫……??いや、逢に限ってそんなことはない!!)
逢「先輩と郁夫です!」
しゅう「……あ、何だ。そういうことか。びっくりした」
逢「何を驚いているんです?」
しゅう「あ、いやいや。こっちの話」
逢「先輩も郁夫も甘えん坊で本当に手がかかります」
逢「まるで私の子供みたいです。クスッ」
しゅう(僕と郁夫が逢の子供か……はは)
しゅう(郁夫はともかく……僕まで?)
しゅう(いや、逢の子供って意外と悪くないぞ!例えば……)
しゅう「じゃあ、僕、逢の子供だからもっと甘えてもいいよね!」
すりすり。
逢の胸に自分の顔をこすりつける。
しゅう「はぁ……お母さん、いいにおい」
逢「ちょ……ちょっと先輩!それは反則です!!」
しゅう「お母さん……」
すりすり。
逢「ちょ……ちょ……くすぐったいです!!やめ……やめてください!!」
ガシッ。
逢に肘で頭を打たれた。
しゅう「いてえええええええ」
しゅう「何をするんだよ?」
逢「何をじゃないです!!そんな反則、認めません!!」
しゅう「うう……」
逢「そう言う先輩こそ、子供……何人ほしいんです?」
しゅう「そうだな……何人ってのは分からないけど……」
しゅう「僕は女の子がいい!」
逢「女の子ですか?」
しゅう「うん。逢そっくりの子」
逢「えっ、私?」
しゅう「恋をする暇がないくらい何事にも一生懸命な子」
逢「はぁ……」
しゅう「それで……」
逢「それで?」

妄想
娘「パパ!ママ!お皿洗い出来たよ!これでいいの?」
逢「ちょっと見せて……うん、完璧!偉いね!」
逢が娘の頭をなでてあげる。
娘「やったあ!ママに誉められた!!」
しゅう「へぇ、家事が得意なのか。さすが、ママの子だねぇ」
しゅう「僕なんか何一ついいところないよ」
娘「そんなことない!!あたし、パパのことも大好きだよ」
しゅう「本当?」
娘「うん。刑事さんとしてみんなを守ってくれるパパ、すごくかっこいいよ!!」
しゅう「僕も大好きだよ。ママもキミも!」
逢「あなた……」
娘「パパ……」
逢(現実)「ちょっと待ってください!!その妄想ストップ!!」

しゅう「え?どうして?」
逢「この後の展開は……私と娘を抱きしめて二人にキス……ですよね?」
しゅう「うん。どうして分かった?」
逢「先輩のことはすべてお見通しです!」
逢「こんな妄想、認めません!!娘には指一本触れさせません!!」
しゅう「ひ、ひどい……もしかして……娘に妬いてるの?」
逢「え?ええっ?」
しゅう「だから……逢と娘で僕の取り合いになるから……」
逢「ち、違います!!誰も先輩なんて要りませんよ……」
しゅう(うう……今さり気無くひどいことを……)
逢「いえ、そうじゃなくって!」
逢「いくら父親とはいえ、幼女にキスをするのは犯罪です!」
しゅう「は、犯罪!?そんな……じゃ、じゃあ男の子でどうだ!?」
逢「男の子ですか?」
しゅう「僕みたいに特別かっこいいわけじゃないけど……」
しゅう「大切な人のために自分を犠牲にできるかっこいい一面も持っている子!」
逢「それとえっちな子」
しゅう「えっちは余計だよ……」
逢「そうですか?」
逢「私にこんな涼しい格好をさせといて、自分も涼しい格好をしているのに……」
逢「これがえっちじゃないんですか?」
しゅう「う……仰る通りです……」
逢「それで?」
しゅう「それで……」

妄想
しゅう「サツか!サツが来やがったか!?」
息子「指名手配犯め!その人を離せ!!」
息子は僕におもちゃのピストルを向ける!
しゅう「ふっ……ふふふ」
息子「な……何がおかしい!?」
しゅう「こいつがどうなってもいいのか?」
逢「う……うう……」
僕は逢の首筋におもちゃのナイフを突きつける!
息子「ひ、卑怯だぞ!!」
しゅう「ふん……どんな手段を使っても勝てばいいんだ、勝てば!!」
息子「くそう!」
逢「刑事さん!私のことはいいから、早くこの人を捕まえて!!」
しゅう「おっと、動くんじゃねぇ!ナイフが刺さってもいいのか?」
逢「う……」
息子「くそう!!」
しゅう「残念だったな。お前に勝ち目はない!」
逢「う……」
息子「……」
すると、その時!
ドゴッ。
しゅう「うおおおおおおおおお!」
逢「きゃっ!」
突然何者かが背後から僕を蹴った!僕は体勢を崩す。
逢も一緒に体勢を崩す。
息子「あ、あなたは……かの有名なイクオマスク!!」
息子「そしてさっきのは必殺技・イクオキック!!」
郁夫「……」
郁夫は無言で満面の笑み。
しゅう「い、郁夫!?お前……高校生のくせに何やってんだ?」
逢「それは先輩も同じでした」
しゅう「あ、そっか。じゃなくって!!つっこむところが違う!」
しゅう「どうしてこんなシリアスなシーンにイナゴマスクが!」
息子「イナゴマスクじゃない!イクオマスクだ!!」
息子「それにイナゴキックじゃなくてイクオキック!!」
しゅう(正直どうでもいい)
息子「あんたさっき言ったよな?どんな手段を使っても勝てばいいんだ、勝てば!!」
しゅう「それにしてもイクオマスクは場違いじゃ……」
逢「隙あり!あん」
カプッ。
逢が、僕のナイフを持ってる手を甘噛みする……気持ちいい!
しゅう「あ……」
息子「ああ!!父さんばっかずるいぞ!!母さん、僕も!!」
逢(現実)「ちょっと待ってください!!その妄想もストップ!!」

しゅう「え?」
逢「色々設定がおかしいです!まず、何で郁夫が乱入してるんですか?」
しゅう「それは僕にも分からない」
逢「それにどうして私が甘噛みしてるんです?」
しゅう「さ、さあ?でも、気持良かったからいいじゃん」
逢「よ、よくないですよ……はい、妄想終了!」
逢「やっぱり、私は先輩と郁夫だけで十分です」
しゅう「ええっ!?ちょっと……寂しいな」
逢「あ、いえ、別に……本当に要らないわけじゃないですよ」
逢「でも、私は先輩といつまでも一緒に……幸せに過ごせればそれで満足です」
しゅう「逢……」
逢「しゅうさん……」

そう、聞くまでもなかった。
逢は本当は子供がほしいに決まってる。でも、敢えてその望みを胸の内にしまっておく。
逢は僕といつまでも一緒に過ごすという最低限な幸せだけを望んでいる。
昔から自分の幸せを犠牲にして家族のために苦労し続けて来た。
すべて家族のために、最低限な幸せしか望めなかった、望んで来なかったんだ。
今ただでさえ幸せなのに、それ以上の幸せを望んだら罰が当たる……ずっとそう思って来たんだろう。
でも、僕はそんなのは認めない!!
最低限の幸せで満足だなんて言わせない!!
僕は、逢のご両親が逢にしてあげられなかったことをしてあげたい。そのために逢と結婚したんだ!
逢を幸せにできるのは僕しかいないんだ!!
死ぬまで僕と一緒だと言ってくれた逢に……
僕と逢の結婚を認めてくれた逢のご両親に……
そして僕と逢の結婚をサポートしてくれたみんなに……
感謝の意を込めて、僕は逢を最大限幸せにしてあげたい!!
僕は逢を幸せにするためにこれからも頑張り続ける!!
仕事に家事に……何だってやってやるさ!!僕は逢のことが大好きだから!!

しゅう「逢……これからも……幸せな家庭を築いていこうな!」
逢「はい!」
しゅう「んん……」
逢「んん……」

僕と逢はお互い一番涼しい格好で暑く、そして熱い一夜を共に過ごした。
この3ヶ月後、二人にとって最高の幸せが訪れることになるのだが……まだこの時の二人は知る由もなかった。



七咲アフターストーリー
エピローグ「先輩、子供……ほしいですね」
END

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