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2011-11-23

エピローグ特別編「先輩、待望の長男ですよ!! 後編:多くの人に支えられて幸せな子」

とうとう逢の第二回目の妊娠生活が幕を開け、序盤から順風満帆に時が過ぎていった。

七咲家

祈「ブロッコリーゆでたよ。次は?」
逢「アスパラガスお願い」
祈「うん」

祈は逢の指示に従いながら調理している。
逢も祈に指示を出しながら手際よく調理している。
ここに僕の入る余地はない。
台所は女二人に任せておけばどうにかなるレベルだった。
さすが、去年とは大違いだな。
祈がいれば百人力だ。
その僕はというと……

逢「はい、私です」
逢「……ええ。はい。分かりました」
逢「お父さん、お仕事で遅くなるって」
祈「じゃあ、先に食べるってことだね」
逢「祈は先に食べて。お母さんはお父さんの帰りを……」
祈「だめ」
逢「え?」
祈「お母さんもいっしょに食べよう。それで早く休むの」
逢「祈……」
祈「えっと……と、図書館でしらべた。あまり食べるのがおそいのはよくないって」
逢「……そうだね」
祈「えっと、お、お父さんが帰って来たら……」
逢「うん。一緒にお話しよう」
祈「うん!」
逢「でも、祈こそ早く寝ないとだめだよ。大きくなれないからね」
祈「分かった」
逢「……」

(逢の回想(祈がお腹にいた時))
逢「もしもし。あ、先輩」
しゅう「逢、ごめん。今日は遅くなりそうだ」
逢「そうですか。じゃあ……」
しゅう「逢は先に食べててくれ」
逢「え?でも、一緒に……」
しゅう「だめだ。あまり遅くに食べるのは健康によくない」
しゅう「今は僕よりもお腹の赤ん坊を気遣ってくれ」
逢「……分かりました」
しゅう「もし僕の帰りが遅くなったら、先に休んでいてくれ」
逢「はい。気を付けて帰って来て下さいね」
しゅう「うん」

その後、僕は21時頃帰宅して、遅い夕飯を食べた。

しゅう「そっか。二人とももう食べちゃったんだな」
逢「祈に注意されました。早く食べて早く休んでって」
しゅう「当の本人はもう寝たか……」
逢「……」
しゅう「……ん?どうした?さっきから無言で僕を見つめて」
逢「……あの、先輩?」
しゅう「うん」
逢「……」
しゅう「……な、何だよ。黙るなよ。怖いな」
逢「……何でもありません」
しゅう「具合悪い?」
逢「違います」
しゅう(じゃあ、何なんだよ?)
しゅう(あれか!)

僕は食器を洗い終わると……

しゅう「逢」
逢「はい?」

逢の振り向きざまに……

しゅう「ん……」
逢「んん……」

逢にキスをした。

しゅう「……」
逢「……」
しゅう「これが……答えか?」
逢「……クスッ。どうでしょうね」
しゅう「違うのか……まあ、いいけど」
逢「それじゃ、おやすみなさい」
しゅう「おやすみ」

こんな感じで……
僕は逢と祈を支えるために一生懸命仕事をし……
祈は逢を支えるために一生懸命お手伝いをし……
逢は僕と祈の間に何かあったと勘付きながら……
10ヶ月という長いようで短い時間が過ぎていった。

あと、森島先輩がちょくちょく遊びに来たこともあった。

森島「逢ちゃん、祈ちゃん、久しぶり!」
逢「お久しぶりです。森島先輩」
祈「誰?」
逢「あ、そっか。祈はまだお腹の中にいたんだっけ」
逢「森島はるかさんだよ。お母さんと同じ学校だった。お母さんがお世話になった人」
祈「お母さんと同じ学校?お母さんがおせわに?」
祈「はじめまして。七咲祈です」
森島「グー!ベリーグーよ!」
祈「え?グー?」

祈は握り拳を作って見つめる。

逢「あ、違う。そうじゃなくて、“よくあいさつできました”って褒めてるの」
祈「そうなの?」
森島「そっか。まだ分からないんだね」
森島「さっきの意味は……」

森島先輩は手帳を取り出して何かを書く。

森島「こういうこと」
祈「えいご?」
森島「うん。祈ちゃんもそのうち習うよ。覚えておくと便利だよ」
祈「うん!ありがとうございます」
森島「よしよし」

森島先輩に頭を撫でられて、祈は嬉しそう。

森島「それにしてもすごいね。ちゃんとあいさつができるなんて。自分の名前も知ってるんだ」
逢「ええ。この子のお父さんが頭のいい子に育てようって、色々教えたんです」
森島「なるほどねぇ」
逢「誰に言われたのか、それとも自分の意思でかは知りませんが、よくお手伝いをしてくれます」
逢「それも、弟か妹ができるって分かった途端に張り切ってお手伝いをし始めました」
逢「私よりも、先輩よりも、誰よりも一番嬉しいのはあの子かもしれません」
森島「きっと一番嬉しいと思うなぁ。だって、かわいい弟か妹ができるんだもん」
森島「その点私なんて、兄弟はいるけど、ぜんっぜん、かわいくないの!もう、やになっちゃう!」
逢「ふふっ」
森島「お腹のその子は、きっと、多く人に支えられて幸せだと思うよ」
逢「ええ。そうですね」
祈「すわらないの?」
逢「あ、そっか。森島先輩、ゆっくりしていって下さい」
森島「ううん。今日はちょっと様子を見に来ただけ。この後会議あるからもう行くね」
逢「そうですか。またいつでもいらして下さい」
祈「もう帰っちゃうんだ……」
森島「うん。また遊びに来るね!旦那さんによろしく伝えておいてね」
逢「はい。お気を付けて」
祈「ばいばい」
森島「ばいばい」
逢「多く人に支えられて幸せ……か。うん」

ちなみに一番大事な情報が抜けていた。
逢の第二回目の妊娠生活が幕を開けたのは1月の始めくらいだ。
予定日からすれば8月の中旬くらいになるだろう。
第一回目の妊娠生活が幕を開けたのは12月の始めで、祈が生まれたのは7月の中旬。



こうして時が過ぎて、気付いたらもう次の年の8月になっていた。
そろそろ予定日だけど……

しゅう「じゃあ、行って来る」
祈「もうじきだね」
逢「うん。二人とも、行ってらっしゃい」
しゅう「行って来ます」
祈「いってきます!」
しゅう(よくよく考えたら、僕は職場に祈は学校に行くから日中逢は一人ぼっちなんだな)
しゅう(何事もなければいいけど……)

さらに予定日も過ぎた……

しゅう「まだなのか?」
逢「私に言わないで下さい」
しゅう「ふふっ、よっぽど逢のお腹の中の居心地がいいんだろうな」
逢「そうかもしれませんね」
しゅう「いいなぁ」
逢「はい?」
しゅう「え?な、何でもない」
逢「相変わらず変態ですね」
しゅう「ぼ、僕何も言ってないよ」
逢「とぼけても無駄です。先輩のことはお見通しですから」
しゅう「おかしいなぁ。それはそうと祈がすっごく楽しみみたいだ」
逢「ええ。弟や妹ができるってすごく嬉しいことですから」
しゅう「僕には分からないな。美也とは1歳違いだし」
逢「私は分かりますよ。郁夫の世話するの、楽しかったです」
しゅう「歳の離れた姉弟だからか」
逢「それもありますね。でも一番は弟や妹がかわいいからです」
しゅう「美也は生意気だったぞ?」
逢「それがかわいいんじゃないですか!」
しゅう「そうなのか?」
逢「先輩は祈から学ぶべきです」
しゅう「う……どっちが子供だ?」
逢「ふふっ」

予定日の数日後……

逢「そろそろ祈、帰って来るかな?夕飯の準備しないと。よいしょっ」

逢は重いお腹を何とか持ち上げて立ち上がった。

逢「もう。甘えん坊なんだから。誰に似たのかしらね」

お腹の子に優しく話しかけた。

逢「今夜のおかずは……うっ。きた……」

どうやら始まったらしい。
痛むお腹を手で押さえた。

逢「早く、呼ばないと……」

119番通報しようと、携帯電話を手に取る。

逢「う……きゃあああああ」

あまりの痛さにその場に倒れてしまった。
倒れた拍子に携帯電話が手から滑り落ちて床を転がった。

逢「だめ!だめ!もうちょっと我慢して!」

携帯電話を取ろうとするが、痛みに襲われて動けない!

逢「早く、早く帰って来て!」

この絶体絶命の状況を打破するかのように……

祈「ただいま」
逢「い、いの……」
祈「お母さ~ん、来週じゅぎょーさんかん……あ!」
逢「……」
祈「お母さん!お母さん!!」

祈は床に転がっている携帯電話を見つけると、すぐさま手に取った。

祈「119番、119番しないと」

祈は震える手で何とか119を押した。

スタッフ「はい、どうかしましたか?」
祈「あ、あの、お母さんが、お母さんが……」
スタッフ「お嬢ちゃん、落ち着いて。お母さんがどうしたの?」
祈「あ、赤ちゃんが生まれるみたいです」
スタッフ「出産か!出産なんだね。住所分かるかな?」
祈「じゅうしょ?えっと……」

(祈の回想)
祈「ねえ、お父さん?」
しゅう「ん?」
祈「119番つうほうってどうすればいいの?」
しゅう「え?あ、そっか。教えといた方がいいな」
しゅう「1、1、9を押すだろ?」
祈「うん」
しゅう「そしたら、向こうの人が電話に出てくれる」
祈「それで?」
しゅう「救急車を呼びたかったら、誰がどういう風に具合悪いのかをちゃんと説明するんだ」
祈「うん」
しゅう「この時大事なのは、絶対に焦らないこと。落ち着いてちゃーんと説明すれば一回で分かってくれる」
祈「うん」
しゅう「それと、今いる場所をちゃんと伝える。どこかの家ならその住所を。外なら目印になるものをね」
祈「じゅうしょ?」
しゅう「その場所のことだよ」
祈「この家の住所は?」
しゅう「えっと……はい」
祈「これ、何て読むの?」
しゅう「あ、そっか。貸して。これは、こう」

祈はランドセルをおろして、筆箱からメモを取り出した。
以前、僕が祈に書いて渡した住所のメモ。
フリガナをつけてあるから祈でも読める。

祈「住所は……」
逢「……」

逢が声も出せないくらいの激しい痛みに耐えながら祈を見守っている。

しばらくして、祈が呼んだ救急車が到着。
逢は無事に搬送されることになった。

スタッフ「掛かり付けの病院はありますか?」
逢「……」
祈「かかり、つけ?」
スタッフ「お母さんがお世話になってる病院」
祈「えっと……つ、つか原先生がいるビョーイン」
スタッフ「塚原先生?」
祈「わたしがお世話になった」
スタッフ「小児科……塚原……ああ、総合病院か!」
祈「そうです」
スタッフ「分かった」
祈「お母さん……」
逢「ありがとう」

病院に到着するや否や、逢は分娩室に運ばれ、ただちに分娩が行われた。
祈は期待半分、不安半分で、分娩室の外で待っていた。

祈「お父さん……まだおしごとなの?」
祈「……」

(祈の回想)
祈「110番はケーサツだって」
逢「うん。110番したらお父さん来てくれるかもしれないけど、いたずらしちゃダメよ」

祈「……でも、知らせないと」

祈は意を決して110番に電話した。


一方、その頃……

しゅう「今夜は張り込みか。帰れないな」
松原「しゅうちゃん、そろそろ行くよ」
しゅう「うん」

松原「……暑いなぁ。まだ春だってのに」
しゅう「華村遅いな。何やってんだろ?」
華村「わりぃ、わりぃ。待たせたな」
しゅう「よし、行くか」
華村「あ、さっき通報受けたんだけどよ」
松原「誰から?」
華村「わっかんない」
華村「小さな女の子だと思うんだけど、お父さん呼んでとか、お母さんがどうとか言って……」
華村「はっきり要件聞こうと思ったら突然電話切られた」
松原「いたずら?」
華村「さあ?」
しゅう「……」

(しゅうの回想)
逢「お母さん、119番。いそいで来て。祈」
祈「あ、それ!よかった……」
逢「え?じゃあ祈が書いたの?いつの間に……」
祈「お母さん、いたずらだめって言ったから……」
逢「それでメモを?」
祈「うん」
逢「……」
しゅう「……ん?いたずらだめ?何のこと?」

しゅう「いたずら……いたずら」
松原「どうしたの?」
華村「ま~た何かくだらないギャグでも考えてるんじゃ?」
しゅう(祈は僕が警察だってことを知っている。僕を呼び出すのに110番したら……いたずら)
しゅう(だけど、いたずらだめって逢に言われたんだよな。だから祈のはずは……)
しゅう(いや、待てよ!いたずらと分かっていて電話したってことは……まさか!)
しゅう(考えられる!そうか、ついにきたのか!だけど、今夜は帰れそうにない)
しゅう(祈、逢……ごめん。祈……お母さんを頼んだぞ)


総合病院

祈「えっと、お父さんをよんで下さい。お母さんが、お母さんが……」
祈(だめ、はっきりしゃべらないと)
祈「えっと……」

おぎゃあああああ、おぎゃあああああ!

祈「あ!」

祈は電話を切った。

祈「生ま、れた……」

祈は涙を流した。

赤ん坊が生まれてから10分くらいして、ようやく逢と赤ん坊が分娩室から出て来た!

祈「おがあさん!!!!」
逢「祈……もう、そんなに泣かないで」
祈「ないでないよぉ」
助産師「祈ちゃん。弟だよ」
祈「弟?わたしの?」
助産師「ほら、弟だよ」

助産師さんが赤ん坊を抱きながらしゃがんだ。

祈「わぁ、ほっぺたやわらかい。手もちっちゃい。かわいい」
逢「祈も昔はこうだったんだから」
祈「わたしも?見てみたい」
逢「うちに帰ったらアルバムを見せてあげる」
祈「うん。早く帰ろう?」
逢「ううん。今夜は病院にお泊りするの」
祈「どうして?」
助産師「お母さんの具合がよくなるまでここにいた方がいいの」
祈「ぐあい……わるいの?」
逢「今は平気だよ。でも、お泊りするの。お父さんがお迎えに来てくれるまで」
祈「お父さんが?」
逢「たぶん今お仕事なんだと思う」
祈「来て、くれない?」
逢「だめ。お仕事の邪魔しちゃだめ。迎えに来てくれるまで待とう?」
祈「うん」
逢「それはそうと、祈は明日学校でしょ?早く帰りなさい。おうちの鍵は渡しておくから」
祈「……」

(祈の回想)
しゅう「祈は……その、弟や妹ができるのは嬉しいか?」
祈「うん!あそび相手ができるから!一人っ子ってつまんないんだって」
しゅう「そっか……」
祈「……?お父さん?」
しゅう「祈」
祈「うん」
しゅう「お母さんのお手伝い、してくれないか?これからも」
祈「え?そんなのあたりまえだよ!おうちの人のおてつだいをしなさいって先生がいつも言ってるし……」
祈「おてつだいするとお母さんがほめてくれるからうれしいよ」
しゅう「そっか。そうだよな」
祈「きゅうに……どうしてそんなこと聞くの?」
しゅう「うん。祈は弟や妹ができてうれしいけど、お母さんはこれから大変になるんだ」
しゅう「急に具合が悪くなることもあるかもしれない」
しゅう「お父さん、いっつもお勤めで、お母さんのそばにいてあげられないかもしれない」
しゅう「そんな時、祈がいてくれるとお父さんも安心なんだ」
祈「お父さん……」
しゅう「って、ごめんな。祈に言うようなことじゃなかったな」
祈「がんばる!」
しゅう「え?」
祈「あたしもがんばるから、お父さんもがんばって!」

祈「!」
逢「祈?返事は?」
祈「やだ」
逢「え?」
祈「あたし、帰らない」
逢「祈……」
祈「お母さんのそばにいたい!一人ぼっちなんて、いやだよ」
逢「でも、学校でしょ?早く帰らないと」
祈「学校休む!お母さんの方がだいじだから」
逢「祈……どうしてお母さんの言うことが聞けないの?あんなに一生懸命お手伝いしてくれたのに」
助産師「もしかして、帰り道分からない?それなら……」
祈「ちがう。帰りたくないの」
逢「祈……。すみません。ちょっと二人きりにして下さい」
助産師「お大事に」

病室で逢と祈と赤ん坊だけになる。
正確に言うと三人だが……このツッコミはよくない。

逢「どうして帰らないの?学校を理由なく休むなんて許さないからね」
祈「りゆうはある!お母さんのそばにいたいから」
逢「もう、聞き分けがないんだから……」

逢は困っている。
このままでは話が平行線のままだ。

祈「りゆうは……したから」
逢「え?」
祈「お父さんとやくそくしたから」
逢「お父さんと?」
祈「お母さんのそばにいてほしいって。お父さん、おしごとでいそがしいからそばにいられないって」
祈「だから、やくそくした。お父さんにおしごとがんばってほしいから、あたしもがんばるって」
祈「お父さんもお母さんもだいすきだから、弟もだいすきだから、あたしもがんばった」
逢「祈……じゃあ、もしかして」
祈「お母さんがむりをしないようにおてつだいだっていっぱいした」
祈「今、お父さん来れないから、あたしがずっとお母さんのそばにいる!」
祈「それが、お父さんとのやくそくだから」
祈「だから、その、だまっ、てて、ごめん、な、さ……」

祈はこらえていた涙を一気に流した。
ついさっきも弟の産声を聞いて泣いたばかりだが、また涙が溢れでた。

逢「ばか!」

逢が祈を抱き上げて、そのまま抱きしめた。

逢「それならそうと、どうして早く言わなかったの?」
祈「言わないやくそくだったから。言ったらお母さん、よけいにむりをするってお父さんが」
逢「やっぱりそうだったんだ。祈がいつもよりお手伝いするし、お父さんみたいなこと言うし」
逢「変だと思ってたんだ」
祈「一人ぼっちがいやだからおうちに帰りたくないっていうのは本当だよ?」
祈「夜ねるとき、お母さんがいっしょじゃないとこわいから」
逢「ふふっ、そういえばそうだったね。ごめんね」
祈「ううん。うれしい」
逢「今夜は一緒にお泊りしよう?一人にはしないよ」
祈「うん」
逢「祈は悪くない。悪いのはお父さんだよ。祈にそんなこと言うなんて。後でお説教してあげないと」
祈「え?お父さんをおこるの?だめ!そんなのいやだ」
逢「冗談」
祈「よかった」
逢「そういえば、授業参観がどうとか言ってなかった?」
祈「……スー、スー」
逢「……寝ちゃった。ごめんね」

逢はそっと祈を抱きしめ、頭を撫でた。

逢「そうだよね。祈はお父さんに言われなくてもちゃーんとお手伝いしてくれていたよね」
逢「この子が生まれるのを一番楽しみにしていたのは祈だったね」
逢「お父さんもお母さんも弟も好き……だから祈は頑張った。大好きな人の笑顔が見たいから」
逢「一番大変だったのは……祈なんだね。あなたはあの頃の私」

逢は俯いて涙を流した。

逢「ありがとう……ごめんね」

逢はしばらくして顔を上げ、赤ん坊を見た。

逢「もう、あなたは幸せ者だよ。こんなにも多くの人に支えられて生まれてきたんだから」
逢「特に、あなたのお姉ちゃんがすごく頑張ったんだから。ちゃんとお姉ちゃんの言うこと聞くのよ」

そう言うと、赤ん坊の額を優しく撫でた。

逢「あ、そっか!いいこと思い付いた」

他に誰もいない病室。
聞こえるのは逢の独り言だけ。


翌朝

ようやく仕事が終わった僕は一旦帰宅した。
逢と祈がいないことを確認して病院に向かった。
病院が開くのを待ってから逢の病室に急いで向かった。

しゅう「ここか!」
しゅう「逢!無事か?」
逢「遅いです」
しゅう「ご、ごめん……。祈も一緒だったのか」

祈は爆睡している。
よほど疲れたのだろうか。

逢「どういうことです?」
しゅう「何が?」
逢「とぼけないで下さい。祈と約束したんですよね?」
しゅう「約束?」
逢「お母さんのそばにいてほしいって」
しゅう「ああ……聞いちゃったのか」
逢「私に隠し事ですか?」
しゅう「だって、言ったら逢が無理するかもしれないって思ったから」
逢「……」
しゅう「僕は祈を見てしっかり者だなって思ったんだ。だから祈になら逢のことを任せられるって思った」
逢「おかげで祈はこの通りですが?」
しゅう「……苦労かけてすまない」
逢「……」
しゅう「……」

おぎゃあああああ、おぎゃあああああ!

逢「あ……」
しゅう「あ……」

まるで赤ん坊が喧嘩はやめてほしいと言わんばかりに泣き出した。

しゅう「出産、おめでとう!!」
逢「ありがとうございます」
しゅう「いや。ありがとうは僕のセリフだ。隠し事して迷惑かけたけど、元気な子供を産んでもらったし」
逢「それを言うなら、私の方こそありがとうございます」
逢「先輩と祈が私を気遣ってくれたのに怒ってしまってすみませんでした」
しゅう「いや、僕こそ仕事で駆けつけられなくてごめん」
逢「いいんです。こうして祈が先輩との約束を守って、そばにいてくれたんですから」

僕は病室を仕切るカーテンを閉めた。

しゅう「逢……お疲れ様」

そして逢にキスをした。

しゅう「ん……んん……」
逢「ん……んんん……」

僕が顔を離そうとすると、すかさず逢が両手で僕の顔を引き寄せ……

逢「んん……んん!」
しゅう(逢!?)
逢「んんん」
しゅう(!?)
逢「はぁはぁはぁ」
しゅう「はぁはぁ」
逢「ふふっ、祈の分です。お父さんお疲れ様」
しゅう「あ、ありがとう」
しゅう「抱いていい?」
逢「はい。あなたの息子なんですから、お好きにどうぞ?」
しゅう「そっか、僕の息子……息子!?」

僕は赤ん坊を抱き上げた。
しばらく顔を見ていると……

チーーーーー。

しゅう「うわ、くっ……息子だ、確かに息子だ」
逢「クスッ。あはは」

おしっこをかけられた!
間違いなく息子だ!

しゅう「もう……元気な子だなぁ。誰に似たんだよ??」
逢「ふふふ、あはは」
しゅう「そんなに笑うなよ」
逢「だって先輩……ふふふ、おかしくて」
しゅう「早く顔を拭くものを出してくれ」
逢「ど、どうぞ。ふふふ」

逢からティッシュを受け取って顔を拭き、洗面所で洗顔した。

しゅう「はぁ……」
逢「そんなに落ち込まないで下さい」
しゅう「いや~嬉しいよ~息子だったから~」

ほぼ棒読みで言った。

逢「体重2900gの元気な男の子です」
しゅう「そっかぁ」

僕はベットで長座位になっている逢に寄りかかった。

しゅう「安心したら眠くなってきら~~~はぁ~~~。寝かせて」
逢「ちょっと、先輩!」
しゅう「徹夜だから眠いんだ」
逢「親子3人で寝る気ですか?」
しゅう「そっか。それも悪くないな」
逢「ちょ、先輩!」
祈「どうしたの?あれ、お父さん。いつの間に」
逢「おはよう。お父さん寝ちゃった」
祈「おはよう。来てくれたんだ!よかった」
逢「うん。よかった」
祈「じゃあ、帰ろう?」
逢「そうだね。祈も今から学校行けば間に合う。もうお父さんいるから平気だし」
祈「お父さん、起きて!あたし学校おくれちゃう」
逢「ふふっ。あたし学校休む!って言ってた人はどうしたの?」
祈「え?何の話?学校休まないよ」
逢「ふふっ、そうでなくっちゃね」

その後、僕は半ば叩き起こされ、眠い身体を引きずって帰宅した。
祈は学校に行き、家には3人残った。

しゅう「よし、寝るか。おやすみ」
逢「また寝るんですか?」
しゅう「昨日は徹夜で張り込みしてたんだ。眠いに決まってる」
逢「……おやすみなさい」

僕は自分の部屋に行って寝始める。
やっと寝られる……と思ったら、自分の部屋のドアが開いた。

しゅう「えっ?」
逢「一緒に……寝ませんか?たまには」
しゅう「うん」

逢が僕の布団に入ってきた。

逢「……」
しゅう「……」
逢「祈、言ってましたよ。お父さんもお母さんも弟も大好きだって」
しゅう「うん」
逢「もしかしたら、先輩に言われなくてもあの子、家族を助けようと頑張ったかもしれませんね」
しゅう「もともとよくお手伝いしてくれる子だからな」
しゅう「でも、だからこそ祈に頼んでよかった。僕は祈を信じていた。祈ならって思ってた」
逢「あ、先輩の留守中にまた森島先輩が来ましたよ」
しゅう「タイミングいいなぁ。それとも狙ってるのかな?」
逢「どうでしょうか」
逢「祈、森島先輩にほめられていましたよ。それと、英語も教わりました」
しゅう「英語?」
逢「グー。ベリーグーよ。そう言われて、じゃんけんのグーと勘違いしていました」
しゅう「なるほどな。英語知らなきゃそうなるかもな。そうだな、英語も教えてやらないとな」
逢「祈は頭のいい子ですよ。教えれば何でも覚えます。今回みたいに」
しゅう「あれ?逢はこの家から救急車で搬送されたんだっけ?」
逢「ええ。自分で電話しようと思ったら痛みで手が滑って……」
しゅう「代わりに祈が電話したのか……。教えといてよかった」
逢「もうだめかと思いました。間一髪祈が帰って来てくれてよかったです」
しゅう「祈に感謝しないとな」
逢「先輩にも感謝していますよ?祈に教えてくれたおかげですから」
しゅう「逢……」
逢「先輩……」
しゅう「んん……」
逢「んん……」
しゅう「んんん……」
逢「んんん……」
しゅう「……」
逢「……先輩のばか」
しゅう「え?」
逢「どうして帰って来てくれなかったんですか?」
しゅう「え?だって、仕事って……」
逢「仕事と私とどっちが大事なんですか?」
しゅう「そんなの、逢に決まってるだろ!!けど、逢が仕事優先って言ったから……」
逢「……」
しゅう「……」
逢「それに私に隠し事なんかして……」
しゅう「え?それはさっき許してくれたんじゃ……」
逢「忘れました」
しゅう「う……」
逢「お仕置きです」

そう言うと逢は僕に覆い被さってくる。
僕を痛いくらい強く抱きしめて……

逢「んんんん……」
しゅう(あ、逢!?)
逢「んんんん……」
しゅう(む、胸が……)
逢「んんんん……」
しゅう(うあ……何とも言いがたいこの快感)

逢は一旦布団から出ると、何やら脱ぎ始めた。

しゅう「え?何してるんだ?」
逢「さすがに暑いです」

それにしても脱ぎ過ぎだ。

逢「お仕置きの続きです」

上半身裸の逢が再び僕に抱きついてくる。
さっきよりも胸の感触が伝わってくる。
そして逢が離れた瞬間……

逢「んあ……」

僕はふざけて両手で逢の胸を触った。

しゅう「僕もお仕置きしないとな。娘がいないのをいいことに旦那の前でこんな格好をする女房をね」
逢「もう、許可してないのに触るなんてお行儀が悪いです!」
しゅう「許可したらいいんだな?」
逢「……」
しゅう「それに、さっき逢が言ったことももちろんわざとだよな?僕にお仕置きする理由が欲しくて……」
逢「ち、ちが!……い、ます」
しゅう「……」
逢「クスッ。しょうがないですね。どうぞ」

しばらく逢と大人の時間を楽しんだ。
いつの間にか二人で仲良く眠っていた。
当然だけど、祈にバレたら大問題なので、逢はちゃんと服を着てから寝た。
ま、心配するまでもなく、お昼頃に二人とも目が覚めた。

しゅう「おはよう」
逢「おはようございます」
しゅう「あっ」
逢「え?」
しゅう「大事なこと忘れてた」
逢「……やっと気付いたんですね」
しゅう「そうだよ。名前だよ」
逢「あ、それなんですが……祈が帰って来てからにしませんか?」
しゅう「祈が?」
逢「はい。一緒に聞かせたいんで」
しゅう「そうだな。祈が納得する名前がいいな。祈が一番頑張ってたからな」
逢「そうです」


夕飯の時……

しゅう「よし。祈もいることだし、この子の名前を決めよう」
祈「え?あたしが帰るまでまっててくれたの?どうして?」
逢「この子が生まれるのを一番楽しみにしていたのは祈だから」
しゅう「それに、色々と苦労をかけたから。祈が納得する名前がいいと思って」
祈「……うん。ありがとう」
しゅう「僕は前々から考えていたけど、どうもしっくり来ないんだよな」
しゅう「お母さんが逢で一文字だから祈も一文字にした」
しゅう「で、次は男の子だから、お母さんの弟の郁夫おじさんから考えたんだけど」
しゅう「世界でたった一人の僕の息子だから、世界でたった一つしかない名前にしたいんだ」
しゅう「~夫で一番いいと思ったのは朗夫(あきお)なんだけど……どうかな?」

説明しよう。
朗夫の「朗」の字は辞書で調べると……
曇りなく澄んで、明るい。気持ちが明るく、わだかまりがない。
……という意味があるそうだ。
逢のご両親の代から色々あった七咲家。
跡継ぎってわけじゃないけど、こうして生まれてきた長男。
これからのこの家の未来を明るくしてほしいという意味を込めて、「朗」という漢字を選んだ。

逢「……なるほど」
祈「……」
逢「ちなみにどうして郁夫から考えたんです?ひらがな3文字じゃだめなんですか?」
しゅう「いや、漢字の方がいい感じ……何でもない」
祈「?」
逢「まぁ……そうですね。しゅうって名前はさすがに……」
しゅう「何か言った?」
逢「いえ、何も」
しゅう「祈はどうだ?」
祈「う~ん。分からない。お母さんは?」
逢「私は……幸伎(こうき)がいい」
祈「こうき?」
逢「祈は聞いてなかったかもしれないけど、森島さんが来た時に言ってたでしょ?」
逢「“お腹のその子は、きっと、多く人に支えられて幸せだと思うよ”って」

多くの(=にんべん、ひと)にえられて
幸伎(こうき)

逢「どう……かな?」
祈「……」
しゅう「……」
逢「……やっぱり」

逢は“やっぱりダメかな”っていう顔をする。
祈と僕は顔を見合わせて頷く。

しゅう「参りました」
祈「お母さん、すごい」
逢「え?」
しゅう「幸伎(こうき)で決まりだな」
祈「うん!」
逢「本当に?」
しゅう「その発想はなかった……って、感じ」
祈「こうきの名付け親は森島さんなんだね!」
逢「そうなるかな」
しゅう「森島先輩が……。予想の斜め上をいく展開だな」
逢「そうですか?前にあなたが言ったことを守っただけですが?」
しゅう「え?」

(回想=エピソード「先輩、娘の名前……何にします?」(ノベル)より)
「七咲祈……でも、二人目以降はどうするんです?」
「え?二人目??まだ産むの??」
「い、いけませんか?もしもの時の話ですが……」
「い、いや、いけなくはないけど……むしろ嬉しいけど……考えてなかった」
「……」
「でもさ」
「はい」
「これからいっぱい思い出が増えていくんだ。僕と逢とその子の思い出が」
「ええ」
「そしたらさ、また何か大切なものが見つかるかもしれない。それを名前に使っていけばいいと思う」
「二人……いえ、三人だけの大切な思い出ですか」
「うん」

しゅう「あ~、そんなこと言ったっけか?」
逢「忘れないで下さい。大事なことなんですから」
しゅう「何せ大昔の記憶だからな」
(実は作者本人も忘れていました。去年書いた記事なので(笑)上記の記事を見て思い出しました(笑))
祈「お父さんとお母さんとあたしの思い出?」
逢「うん。お父さんはお仕事で、祈はお手伝いで支えてくれた」
しゅう「うーん。何か違うな。直接支えていたのはお母さんとか助産師さん」
しゅう「で、お母さんを支えていたのが僕とか祈とか森島先輩・塚原先輩」
しゅう「中でも一番頑張っていたのは祈だったよな」
逢「もう、細かいことはいいですよ。結果的にみんなで支えていましたから」
逢「祈が大活躍だったことは間違いないけどね」
祈「そ、そんなことないよ。あたしはただこうきが生まれるのが楽しみだっただけで……」
逢「ありがとう」
祈「……」
しゅう「祈をいじめるのはその辺にしとこう……」
逢「いじめてませんよ」
しゅう「冗談ですよ、クスッ」
逢「っ!!」
しゅう「痛い!!足踏むな!!」
祈「聞いていい?」
逢「ん?」
祈「私の名前にはどんな思い出があるの?」
逢「うーん」
しゅう「そうだなぁ……」
祈「……」

僕と逢で顔を見合わせる。

しゅう「祈がもうちょっと大きくなってから話すよ」
逢「たぶん今は聞いても分からないと思う。そのうち話すから」
祈「やくそくだよ?」
しゅう「分かった」
逢「今度こそ忘れないで下さいね。お・と・う・さ・ん♪」
しゅう「わ、分かりましたよ……」
しゅう「あ……そっか。そうだったのか」
祈「ん?」
逢「どうしました?」

僕はメモ用紙に……
七咲 祈 幸伎
……と書いた。

しゅう「見て。七咲家のせをる」
逢「あ、気付きませんでした」
祈「ほんとだ!」
しゅう「幸伎って完璧な名前じゃないか!さすがお母さん」
逢「それは森島先輩に言って下さい」
しゅう「そうかもしれないな」
祈「ふふふ。こうき。こうき!こうきっ♪」

祈が嬉しそうに幸伎の頭を撫でた。

祈「お母さん、これからこうきのおせわしてい~い?」
逢「だ、だめよ。お母さんのお仕事がなくなっちゃう」
しゅう「え?そこ??突っ込むところ、そこじゃない気がするが」
祈「え~。あたしもやりたい」
逢「じゃ~あ、二人でやろっか」
祈「うん!」
しゅう「そして僕はまたのけ者にされるのだった……ハッピーエンド」

何はともあれ、無事に七咲家二人目の子、長男・幸伎が生まれた。
多くの人に支えられて幸せな子。
まさにその通りだな。
祈と幸伎で七咲家に幸せをもたらしてくれると祈っている。
僕も逢も負けていられないな。



七咲アフターストーリー
エピローグ特別編「先輩、待望の長男ですよ!!」


……というわけで、ついに!とうとう!息子を作っちゃいました!
もともと娘と息子を作る予定でした。
とある方の3ヶ月くらい前のコメントに「そろそろ二人目の子が産まれるくらいじゃない?」とありました。
そっか、じゃあ、ヤっちゃうか!ってことで(何故カタカナ?)この話が完成しました。
ちょうど数日前が自分の誕生日だったこともあって、ちょうどいいかなと思いました。
これだけの期間かかっていたのは、名前を決めるのが難しかったからです。

主人公の言う通り、「七咲家」なので、七咲逢・郁夫というルールに則って考えました。
最初はね。
そもそも主人公の名前の由来が特殊で、今作では語られていたかったため……
郁夫からという選択肢しかありませんでした。
自分の息子なのに、自分の名前から取れないっておかしな話です。
「~夫」っていういい名前はないか考えました。
世界でたった一人の自分の息子なので、ありふれた名前はないなと思って、考えるのが困難でした。
前編を書き始めた頃、「朗夫」という名前でいこうと思っていました。
でも、まだ何か引っかかるものがある。
本当にこれでいいのか?もっといい名前があるんじゃないか?
試しに祈の名前をどうやって付けたかをおさらいしに、過去の記事を読んでみると……
「家族の思い出にちなんだ名前」とある。
朗夫??うーん。ちょっとな……。
逢、しゅう、祈、はるか、響、助産師……この子は多くの人に支えられて生まれてくる。
人に支えられて生まれる=にんべんに支えるって漢字はないかな?ある!
じゃあ伎生?おかしい。
幸伎だ!!決まりだ!!
そして後編を書いているうちに気付く!
祈と幸伎で「幸せを祈る」
もうこれしかない!!決定!!
……といった具合に、最後の最後でようやく決まった名前です。
これだけ粘って考えた名前だから大事にしたいと思います。
幸伎は今後も使える名前だなぁと思います。
え?今後っていつかって?
ふふふ、決まってるじゃないですか。実の息子の名前ですよ。なんちゃって。


ちなみに、こういう出産育児のお話を書いていると何となく親心が分かる気がします。
僕は当然未婚だし、子供いないので、親心なんて分かるはずがありません。
親心ってのは親になってみないと分からないものだと思います。
よって、全部妄想で書き上げているため全然アテにならないと思います。
もし、この記事を見ている人に子持ちの方がいらっしゃったら……
「すごくよく分かる」とか「こいつ、何言ってんだ?」とか思うかと思います。
でもそこは未婚の作者が書いているのでご了承ください。
共感していただけたら幸いだと思います。
5年後の僕が読んだらどう思うんだろ?
え?何故5年後かって?
よーし、あと5年以内に結婚してやるぞーーーーー\(^o^)/
(↑本気にしないでね?)

書いていると時々、小学校の思い出が蘇ってきます。
あの時あんなことがあったなと振り返ったり、あいつは今頃何してるんだろうな?とか考えます。
小学生時代が一番平和だった気がします。

あと、前編に比べて後編の方が長いのはたぶん気のせいです(笑)
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コメント

いや~、よかったです!!
今後も期待しています。

Re: タイトルなし

ご期待にお応えできてよかったです。
次回作は高校生編の予定なので、そちらもお楽しみ下さい。

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