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2011-03-17

~俺、寿司屋を継ぐ!!~ (東日本大震災を受けて)

それは……俺が中学2年生の時だった。
当時俺は進路で悩んでいた。
俺、お笑いが好きで、将来はお笑い芸人になるんだって心に決めていたんだ。
嘘だと思うだろ?いや、本当の話だ。
その当時は本気でそう思っていた。

ところがある時、オヤジとお袋の会話を盗み聞きしてしまった!

「ったく、困ったもんだ。あいつぁうちの店を継がないって言ったのか!」
「ええ、何でも大学進学するとか言ってるらしいわ」
「ちっ、あいつの頭で大学なんて行けんのか?」
「でも、それが本人の希望だそうよ」
「しかたねぇ、正吉に託すか」
「そうしましょ」

えっ……今何て……?

どうやら兄貴は大学進学するとかでうちの店、東寿司を継がない気らしい。
ということは次男の俺が継がなければならない。
冗談じゃねぇ!誰が継ぐか、こんな店!
俺は……俺は……将来お笑い芸人になるんだ!
たくさんの人を笑わせて、たくさんの金を稼いで、豪邸に住んで、上品な奥さんを手に入れるんだ!!
こんな店……やってられっか!

「あら、正吉。何してるの、そんなところで」

オヤジとの会話を終えて、お袋が部屋から出て来た。

「お袋……オヤジ……」
「あんだ?何か言いたいことあんのか?」
「俺……俺……」
「どうしたの、正吉?」
「この店継がない!!継ぐ気ない!!」
「……」
「……」

オヤジもお袋も一瞬沈黙した。

「……ふぅ」

一服してからオヤジは言った。

「んじゃおめぇ、将来何をするつもりだ?」
「……」
「この店継がないで、おめぇ、行くとこあんのか?」
「俺」
「ん?」
「……」
「正吉。言いたいことあるならはっきり言いな」
「俺……将来……お笑い芸人になるんだ!!」
「……」
「……」
「……はぁ?おめぇ……寝ぼけてんのか?熱でもあんのか?」

お袋が心配して俺の額に手を当てた。
俺はそれを払いのける。

「だーっ。ちげぇよ。俺は本気で言ってんだ!」
「……バカか?」
「バカって何だぁ!」
「おめぇみたいな奴が……寄りにも寄ってお笑い芸人になれるって!?ふっ、ははは」
「わ、笑うな!」
「おめぇなぁ……現実はそう甘かぁねぇんだよ。もっと現実を見ろってんだ」
「み、見てる!現実」
「正吉……」
「オヤジの分からず屋!なあ、お袋なら分かってくれるよな?な?」
「……」
「お袋!」
「……正吉。あんたにはどうしてもこの店を継いでほしいんだ」
「なっ!?」
「父ちゃんもこの通り、歳だ。跡取りがいなかったら、この店は畳まなきゃいけない」
「う……」
「兄ちゃんは店を継がないって言っている。だったら残る希望は正吉しかいないんだ」
「そ、そんなの勝手だ!兄貴の勝手だ!兄貴を説得して継がせればいいじゃないか!」
「そ、それは……」
「それにこの店はもう相当昔からやっている。この辺で区切りを付ければいいんだ」
「なん……だと?」
「正吉」
「だいたい何で俺の人生なのに俺の自由に出来ないんだ!おかしいじゃねぇか!」
「てめぇ!」
「……」
「俺は……俺は……こんな店に人生縛られたかぁねぇよ!こんなオンボロな店……さっさと畳んじまえ!」
「!!」
「てめぇ……」

オヤジが怒りのあまり立ち上がったその時!

パーーーーン!

お袋が……力一杯……俺を……平手打ちした!!
近所にまで響き渡るくらいでかくていい音が鳴った!!

「ぐは!」
「あんたって奴は!もう一辺言ってみな!!」
「ぐっ!オヤジにも……殴られたこたぁねぇのに」
「……」

ははっ、あまりのお袋の威勢に、頑固者のオヤジまで黙ってしまった。

――あんた……この店を何だと思っているの!
この店は、あんたとあの子をずっと長い間守って来たっていうのに!
あたしら家族は……
この店で父ちゃんが一生懸命汗水垂らして働いてくれたおかげで今までずっと守られてきたんじゃない!
こうして平凡に毎日を送れることがどれだけ幸せなことかまだ分からないの?
それに、お笑い芸人になるっていうけど、それも簡単なことじゃない!
今の平凡な毎日が送れるかどうかすら分かったもんじゃない!
ましてやあんたなんか才能の欠片もない!
それなのに……ずっと長い間お世話になったこの店をオンボロな店とか言って……。

「あ?」

その時、お袋の目が潤んでいた。
たぶん、溢れてくる涙をこらえていたんだ。

――あんた……本当に何も分かっていない!
この店に何も恩を感じていない!
父ちゃんが今までずっと守ってきた……だからあたしたちは幸せでいられた。
だから、今度は正吉……あんたの番!
お願いだから……この店を継いで!

「嫌だ!恩だか何だか知らねぇが、それを言うなら俺じゃなくて兄貴に言え!」
「でも、あの子は大学に」
「大学だってただじゃ行けねぇんだろ!大学行く金があったらこの店継がせればいいじゃねぇか!」
「う……」
「お笑い芸人にならないとしても俺はこんな店継ぎたくない!継ぎたくねぇんだよ!!」

そう言って俺は店を飛び出した。
生まれて初めての家出をした。

「正吉!」
「ちっ、放っておけ!」
「でも」
「どうせすぐ泣いて帰って来るにちげぇねぇ」
「父ちゃん……」

俺は家出をした後、行く宛もなく、ただただ街を歩き回った。
もちろん財布や身の回りの品なんて全部家に置いて来た。
とりあえず、河川敷のコンクリートにそっと腰掛ける。
冷たい……当たり前だ。今日は特に冷え込むって天気予報で言っていた。
コンクリートが、いい感じに冷えて、ケツが冷やされる。
冷たい風が、俺を嘲笑うかのような音を立て、俺の体を冷やす。
あまりにも寒いので体育座りして体を縮こめた。

「うう、さみぃ」

そしてさっきまでのことを考え、しばらくの間、物想いに耽った。

よくよく考えてみれば、オヤジとお袋の言ってることは正しい。
けど、俺は夢を叶えられないことが悔しくて悔しくて仕方がねぇ。
それで、結局家出したはいいが、どこへ行こうか。
今日は特に冷え込むって天気予報で言っていた。
ここままここにいたら寒くて死んでしまう。
冗談じゃねぇ、夢を叶えられないまま死んでしまうなんて……それもこんなところで……冗談じゃねぇ!!
しかし、行く宛が……そうか、橘の家に!……駄目だ。あいつに迷惑はかけられねぇ。
美也ちゃんだっているんだ。とてもじゃねぇが、置いてもらえるわけがねぇ。
幸い明日は日曜日だから学校は休みだ。
うう……それにしてもさみぃ。大将、おまえなら、こんな時どうする?
俺はいったい、この後どうすればいい!?

そんなことを考えていると、俺の元に駆け寄って来る奴がいた。

「あれ?おまえ……」

大将か?大将なのか?

「おまえ……もしかして……隣のクラスの梅原か?」

いや、違う。

「ん?おまえ……誰だ?」
「やっぱりおまえ、梅原正吉なのか」
「だからおまえ誰だ?」
「ああ、悪い悪い。俺は隣のクラスの……」

何だ、大将かと思った。大将じゃねぇのか……ちっ。
しかも……面識がねぇ。こいつ……何で俺のことを知っている?

「知らねぇ名前だな」
「まあ、そりゃそうだ。俺、おまえと違って“変な意味で”有名人じゃないからな」
「あ?“変な意味で”だと?それっていったいどういうことだ?」
「うん、まあ、そのまんまの意味だ」
「……で?おまえがどうして俺に話しかけてんだ?」
「いや、何となくおかしいなって思ったから。おまえがこんなところで体育座りして……」
「それが俺に似合わねぇって言いたいのか?」
「いや、別に似合うも何も。ただ……ちょっと気になったんだ」
「……」
「おまえ……何かあったのか?学校で見る姿とまるで違う」
「別に」
「……まあいい。こんなところで立ち話も難だ。とりあえず……俺んち来いよ」
「……ああ」

正直言って知らねぇ奴だったからそいつの家に行く気はまるでなかった。
だが、こんなところで死ぬよりはましだと思ったから断る気力もなかった。

そいつの家は普通の家だった。見た感じ俺の家よりも貧しそうだった。

「……で?何があったんだ?」
「は?」
「おまえ、おまえに似合わない表情をしてたから」
「……」
「……」

正直言ってこんな奴に話しても何の解決策にもならないと思ったが、すべてを観念して話した。

「ふーん」
「ん?何だその返事。おまえ、驚いたり笑ったりしないのか」
「いや、別に」
「……」
「ただ」
「ん?」
「おまえ、俺と真逆なんだな」
「は?」
「俺、実はおまえにちょっと憧れていたんだ」
「何?」
「俺、将来板前になりたいって思っていたんだ」
「それで俺に?」
「ああ」

驚きだった。何でこいつは寄りにも寄って板前に?俺が一番就きたくない職業に?

「どうしてだ?どうしておまえは板前に?」
「ああ、俺、寿司が大好きなんだ」
「はあ?それだけか?」
「いや、板前ってかっこいいしさ、美味しい寿司でみんなを笑顔にすることが出来るし」
「……」
「……そう思えたのも、おまえのオヤジさんのおかげなんだ」
「え?」
「俺もずっと進路で悩んでいて……ほら、来年3年だろ?」
「ああ、そうだな」
「進路で悩んでいた俺はある日、昼飯に寿司が食いたくなって東寿司に行ったんだ」
「え?俺んちに?」
「ああ。そしたら寿司はうまいし、おまえのオヤジさんの姿がかっこいいし……」

嘘だろ?こいつ……寄りにも寄ってあんなオヤジの姿に惹かれたのか?

「だから、生まれた時から寿司屋の息子であるおまえがずっと羨ましくてさ」
「それで俺のことを知ってたのか」
「まあ、それだけじゃない。おまえ、さっきも言った通り、“変な意味で”有名人だしさ」
「おいおい、またそれかよ……」
「なあ、梅原。おまえが板前嫌だって言うなら俺がおまえの分まで立派な板前になってやるよ」
「ああ、そうしろ……って言いてぇが……俺しかうちを継げる奴がいねぇんだ」
「じゃあ、オヤジさんお袋さんととりあえず仲直りしとけ」
「あのな、それが出来たら苦労しねぇんだよ」
「おまえのクラスの橘しゅうだっけ?輝日東高校行くんだろ?」
「ああ」
「だったらあいつと一緒にとりあえず輝日東高校に進学するから後継ぎは待ってくれと頼めば」
「……そう、だな。その手があったか」
「まあ、そういうわけだ」
「なるほどな」
「……と、もうこんな時間か。そろそろ親が帰って来るなぁ」
「おまえんとこ、共働きか?ずっと親の姿がねぇが」
「ああ」
「……そっか。邪魔したな。恩に着るぜ」
「いいってことさ。じゃあな、外暗いから気をつけて帰れよ」
「ああ!」

そんなわけでそいつと別れた俺は、まっすぐ帰宅した。
開口一番、オヤジとお袋に詫びを入れた。
そして親友・橘しゅうと共に輝日東高校に進学したいと伝えた。
高校進学なら文句ないと、許可してもらえた。

それから約一年後、俺は大将と共に輝日東高校進学を決めた。
桜井さんや棚町も一緒だ。
一方、あいつは板前になるべく、親を説得し、食物科のある高校への進学を決めた。
輝日東でも十分海に近いし、旬の魚が取れるっていうのに……
どういうわけかあいつは漁業の本場で修行がしたいと言い出し……
東北地方の海岸近くの高校へ進学した。

中学の卒業式の日……
別れ際に俺とあいつは誓いを交わした。
あいつは立派な板前になって輝日東に帰って来ると誓った。
俺はそれまでに進路を決めて立派な社会人になってみせると誓った。
そして俺とあいつはそれぞれの進路に向かって別々の道を歩き出した。

「ん?梅原。その人……誰だ?」
「あ?ああ、ちょっとした知り合いだ。おまえには関係ねぇよ、大将」
「う、うん……」
「さ、行こうぜ」
「ああ」

俺たちはまだ知らなかった……知る由もなかった。
これが、俺とあいつの永遠の別れだってことを。
あいつの東北地方の海岸近くの高校への進学……
これが後に悲劇の引き金になるとも知らずに……。




それから約三年後、高校3年の進路選択の時期――
悲劇は起こった!!起こってしまった!!

グラグラグラ……

「わっ!な、なんだ、地震か!?」

俺がちょうど部屋でお宝本を読んでいたら突然大きな地震が襲って来た!
何だこれ!生まれて初めて経験した大地震だ!
大きな地震に数分間襲われ、死ぬかと思ったが、何とか地震は収まった。
俺は慌ててテレビをつけ、ネットでも情報収集をした。
東北地方で震度6弱、輝日東でも震度5くらいらしい。
俺は騒然となった!何故なら!

「あ、あいつは!?あいつは大丈夫なのか!?」

あいつとは無論、約三年前に約束を交わしたあいつのことだ!
確か東北地方の海岸近くに住んでいるって……。
何!?大津波注意報だと!?
こんな大地震でただでさえダメージがでかいのに、その上大津波!?

「……くそ!ふざけるなよ」
「あいつは……あいつは無事なんだよな!?おい!」


ニュース通り、大津波が東北地方を襲った。
街が……街が……もう跡形もないくらいめちゃめちゃに壊された。
その後も大地震は震源を転々とし、何度も何度も日本列島を襲った。

東北地方を中心とした東日本での大地震!!
及び
それによる大津波の被害!!


これが世に言う……
東日本大震災!!
東北地方を震度6弱、マグニチュード9.0の巨大地震が襲った!!

俺はあいつのことが心配だったが、あいつならきっと無事に生きているだろうと信じていた!
確かに信じていたんだ!
けど……それからしばらくして……遺体の身元確認が終了した。
あいつに連絡するも連絡が取れず、そのうち連絡が来るだろうと信じて待っていたが、何の音沙汰もなし。
痺れを切らした俺はネットであいつの名前を調べた!
遺体のリストにないことを願いながら、懸命に調べた!!

「はは……バカだな俺。あるわけねぇじゃねぇか」

しかし……しばらく調べるうちに……騒然となった!!

「あ……な……何!?嘘だろ!?」

見 つ け た !
あいつの名前が……あったんだ!
この遺体の身元確認のリストの中に!


「あ……」

俺はあまりの衝撃に……言葉を失った!
全身が……凍り付くように寒くなった!

おい!
嘘だろ!
嘘だろおおおおおおおおおお!!!!!


あいつが死ぬわけねぇ!!
あいつが死ぬわけねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!


どうして……どうしてだ!?
おまえ、俺と誓ったよな。立派な板前になって帰って来るって……誓ったよな。
なのにどうして……どうして死んじまったんだ!?
答えろよおおおおおおおおおお!!!!!

俺は一気に絶望感に浸った!
それと同時にこの災害とあいつに対する悲しみと怒りと憎しみが一気に込み上げて来た!

俺はそれから数日間、落ち込んだ。塞ぎ込んでいた。
大将や棚町たちに心配されるも何を言われているのか聞こえないほど、心を閉ざした。
しかし、やっぱりそんないつもと違う俺を放っておかない奴らがいた。
三年前のあいつと同じように……。
いや、違う。
三年前のあいつは見ず知らずの奴だったが、今回の奴らは違う……紛れもない親友だ。
親友だからこそ、こんな時こそ俺の心の支えになってくれる!
やっぱりおまえらすげぇよ……。

「おい、梅原!梅原ってば!」
「……」
「ちょっと、あたしのこと無視する気?」
「……」
「うーめーはーら!」
「しっかりしろ!」

ドカッ!

「いてて……なーにするんだよ、棚町。それに大将」
「おまえ、何か顔色悪いぞ。どうした?何かあったか?」
「……別に」
「何かあったって顔してるわよ」
「……何もねぇ」
「ふーん。僕らに隠し事?」
「……」
「言いなさいよ、水くさい」
「薫!あのな、梅原。困った時はお互い様だろ?何でもいい。何か悩んでるなら相談してくれ」
「……」

大将と棚町が真剣な表情で俺のことを見つめている。
こいつらになら……話してもいいか。

「……実はな」

俺は大将と棚町にすべてを話した。

「……なるほどね。それはつらかったな」
「……冥福を祈るわ」
「ああ」

しばらく沈黙が続く。
二人とも悲しい表情をしている。
するとその沈黙を破るかのように大将が一言。

「……で、梅原はこれからどうしたい?」
「……どうって?」
「だって、いつまでもそうやって落ち込んでいたってしょうがないだろ」
「確かに……亡くなった彼が帰って来るわけじゃない……」
「まあ、そりゃそうなんだが……」
「梅原は……彼の死を受けて……これからどうやって生きていくつもりなんだ?」
「あ、そういえば進路調査票出してないのは梅原くんだけだって絢辻さんが言ってたわ」
「そうだよ、進路だよ!どうするんだ?」
「……進路、か。困ったな」
「ね、あたしの意見言っていい?」
「……ああ。構わねぇ」
「……あんたんとこの……東寿司だっけ?そこを継いだら?」
「……何!?」
「薫……おまえ、何を」
「だって、そうでしょ。亡くなった彼は板前になれなかった。憧れの梅原くんみたいになれなかった」
「そうか……彼の……彼の分まで立派な板前になれってことか。うん、僕も賛成だ」
「棚町……それに大将まで」
「あたしはそれが彼にとって一番いい選択だと思う」
「僕もそう思う」
「……だがな、それじゃ約束がちげぇんだ!」
「確かに約束は違う。でも、彼のことを大事に思うならそれが一番だ!」
「……大将」
「ファイトよ!何かまたつらいことがあったらいつでも相談に乗るから!」
「……棚町」

大将と棚町が今度は笑顔で俺を見つめた。

「……ったく、おまえら……最高だ!」
「ふっ」
「あはは」
「よっし、何だか元気が出て来たぞ……っと、絢辻さーーーん!」
「……行っちゃった」
「うん」
「薫、ナイスアシストだったぞ」
「まあね!」

こうして……
俺は亡くなったあいつの遺志を継いで……
板前になることを決心した!
東寿司を継ぐことを決心したんだ!!
確かに一度はあいつの死を受けて絶望しかけた。
だが、俺は分かったんだ。このままじゃいけねぇって!
あいつの死を無駄にしちゃいけねぇって!!
ありがとよ、俺の親友たち!
おまえら本当に……最高だぜ!!




CLAGAMI~クラガミ~
梅原正吉編~俺、寿司屋を継ぐ!!~
END


……はい!というわけで、何故かこんな重い話になってしまいました。
あれ?どこをどう間違えたらこんな重い話になったんだろう?
いや、最初は、ただ単に梅原正吉くんが実家の東寿司を継いだ理由を簡単に書こうかなと思っていただけです。
両親と喧嘩して家を飛び出して、親友となる人物に出逢って心変わりしてハッピーエンド!!
……のつもりが何でだろう?
最初タイトルをある歌に引っ掛けて「およげまさよしくん」にしようかと思いましたが(笑)……
ストーリーが進むにつれ、だんだん時事問題に関連付けて重くなっていったので急遽取り止めました。
喧嘩して家を飛び出す辺りがその歌の歌詞とそっくりだったのですが……(笑)

今この話の通り、大地震とそれによる大津波で日本列島が大変な騒ぎになっています。
それに関する話を妻の七咲逢で書こうかと思っていたのですが……
今回の話のネタを思い付いた時にまずはこっちで書こうと決めました。
七咲逢の方は後で書くかもしれませんが、とりあえず置いといて……
たまには普段書かないキャラで書くというのもありだと思いました。
それも七咲アフターストーリーで散々お世話になった僕の親友の梅原正吉くんで。

ちなみに、この話はフィクションです。七咲アフターストーリーとも無関係です。
また、この話で登場した亡くなった彼の名前は敢えて決めていません。
今回の大災害の犠牲者の中に同姓同名の方がいらっしゃったらものすごく不謹慎なので。


僕はSS(二次創作)書きなので、こんな形でしか時事問題について取り上げることは出来ません。
今回の大災害を受けて、本当に被災者に対して何も出来ない自分を悔しく思います。
でも、直接は無理だけど、こうしてSSという形で間接的に皆さんの心に訴えかけることなら出来ると思いました。
駄目で元々だけど、やってみようと思いました。

それで、この話を書いてて思ったことがあります。
今回の大災害を受けて……
生き残った被災者の方々はもちろん、被災者じゃない方々もしばらくの間、相当激しく落ち込むかと思います。
亡くなられたご家族や親戚や友人や知り合いなどがいらっしゃる方はその方を想い……
家を失われた方、避難所での生活を余儀なくされている方は家のことや現在の身の回りの惨状などを想い……
また、被災者じゃない方でも被災者のことを想い……
特に被災者の中にご家族や親戚や友人や知り合いなどがいらっしゃる方は同様にその方を想い……
日本列島のあちらこちらで、多くの人が絶望に打ちひしがれるかと思います。

僕だって人事じゃない!!明日は我が身!!
僕もいつか同様の大災害に見舞われるとも分からない!!
だからこそ、僕だって考えなきゃいけない!!

そこで思いました。
今回の大災害を受けて、一番大事なことはとにかく前に進むことだと!!
せっかく生き残ったのに、いつまでも後ろ向きのままじゃ亡くなられた方がいつまで経っても報われません。
僕ら生きている者がすべき事はただ一つ!
亡くなられた方の死を無駄にしないこと!!


今回の大災害を経験したからにはこの経験を未来に活かすのです!
こんな悲劇が二度と起こらないように対策を万全にする!!
これから子供が生まれる家庭ではそこ子らにこの悲劇を語り継ぐ!!


地震大国日本だからこそ……この悲劇を忘れるな!!
いいか、二度と忘れるんじゃないぞ!!
失った数多の生命のために……
俺たちは心を一つにして闘うんだ!!大災害とな!!


確かに、人間は自然には勝てない。
人間も自然の一部である以上、人間は自然には勝てない。
だけど、災害は努力次第では未然に防げると思う。
これまでの度重なる災害で人間はどんどん成長してきた。
昔に比べたら災害に強くなったと思う。
それは災害の経験があったからこそ、つまり、犠牲者がいたからこそだと思う。
犠牲者の上に成り立っている。
別に犠牲者がいて当然と言っているんじゃない!
犠牲者のことを早く忘れて強くなれって言ってるんじゃない!
犠牲者のことを想いながらも、しかし、いつまでも悲しみを引きずることなく、心を強くしていく。
犠牲者は出てほしくなかった!今後も犠牲者は出てほしくない!
だからこそ、心を強く持ってみんなで災害を乗り切っていこう!
でも、どうしてもつらくなったら泣いてもいいよ。悲しみは抱え込んではいけないから。
そういう時は思いっきり泣くのが一番。
ただし、一度泣いたらまた立ち上がろう。
生き残った者たちが強く生きていること、それこそが亡くなった者の何にも代えがたい願いだと思うから!!
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