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2012-01-17

えっ?いまさら!?絶対シャルロッ党宣言!

えー、わたくし、七咲しゅうは
この度、オルコッ党を離党し、シャルロッ党に入党する
ことを宣言いたします!

平成24年1月17日 新シャルロッ党員 七咲しゅう


こんなこといきなり言われてもな……。
説明します!!

昨夜のことになります。
あんまりにも暇だったので、ずっと録り溜めていたIS<インフィニット・ストラトス>を見ることにしました。

ISが放送されていた当時、何故か2話か3話くらいで見るのをやめてしまいました。
録画はしていたけれども、ずっと放置していました。
時々HDDに入っている録画番組をチェックしては
「ISはどうしようかな?見ないから消しちゃおうかな?でも、もったいない」
といった感じで、結局惰性でそのまま残しておくことにしました。
2話か3話くらいっていうと、セカンド幼なじみの凰鈴音(ファンリンイン)が登場するかしないかの頃でした。
当然、篠ノ之箒とセシリア・オルコットさんしか知らない僕はオルコッ党の端くれだったわけです。
まあ、いわゆる“ゆかな一択”ってやつですよ。

その約8ヶ月後、僕のTwitterのフォロワーさんでシャルロッ党員の人がいて、
彼に逢いに行った時に何かプレゼントを渡したいなと思って、
シャルロット・デュノアのフィギュアを、ゲーセンでむーたんやワルサさんとの協力プレーでゲットしました。
その時はシャルロット・デュノアのフィギュアを見ても何もときめくものがなく……
諸事情でプレゼントを断られたので、すんなりと一番努力したワルサさんに渡しました。
まあ、仕方ないですよね。
Twitter等で凰鈴音とかシャルロット・デュノアとかラウラ・ボーデヴィッヒの名前を聞いても「誰それ」状態だったので。
悪いのは見なかった自分ですから。

(で、話を戻して)それから約3ヶ月ほど経った現在。
何の偶然か、1年近く放置してたISを突然見始めました。
「いまさらIS見る」とか呟いたら例のシャルロッ党員さんから「セシリアさんやシャルいいよー」と言われ……
見進めていった第5話!!
転校生、美少年のシャルル・デュノアが初登場!!
「あーこの人かー。見るからに女だな」
(まあ、一度フィギュアを見てネタバレ済みなので)
そしてついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!第6話!!
主人公・織斑一夏と転校生・シャルル・デュノアが!!
あんなことやこんなことをしちゃう場面が!!!
「うぐぼあうhふぃhfうぇjf@うぇふぃうぇfw」
(訳:な、何だ、この言葉にならないものすごい感情は!?)
「シャ、シャルル、可愛いじゃないか!!」


その場面だけ思わず巻き戻して何回も見てしまいました!!

こうして僕は一気にシャルル・デュノア、いや、シャルロット・デュノアの虜となりました(笑)
今までセシリア・オルコットさん一択だった僕にはものすごく予想外の展開!!
シャルは、登場するなりいきなり僕のハートを盗んでいきました!とんでもない大怪盗です!!
鉄壁のゆかなスト(笑)がシャル相手に為す術もなく敗れました。
僕の中で、シャルに対する株が急上昇し、セシリアさんに圧倒的大差をつけました。
僕という悩殺に弱い系男子を狙った最強キャラです!!
こんなに胸がときめいたのは同じく悩殺系キャラの七咲逢以来です。
アマガミを知って七咲逢を知った頃に一度味わった胸の高鳴り!!
それとまったく同じかそれ以上の胸の高鳴り!!

どうしてこうなった!?
僕はいったいどうなった!?
七咲逢が好きならセシリアさんも……
その宇宙の法則(笑)が崩れ去った瞬間!!


そう。
今までの僕だったら、好きな声優さんがやってる役……
違う!!たまたま声が似ているだけで実際はキャラ自身が喋っている!!中の人などいない!!
つまり言い直すと、好きな声優さんと声が似ている登場人物を一番好きになっていたはず。
まずは、C.C.を知り、声が似ているゆかなさんを好きになり……
ゆかなさんと声が似ている七咲逢を好きになり、続いてセシリアさんも……といくはずでした。
以前はそうだった。
以前というのは第2話か第3話まで見た頃。
法則的に声で選ぶならセシリアさんだったはず!
それなのに、法則を逸脱して、久しぶりにキャラの特徴という観点で好きなキャラを選びました。
自分で言うのも難ですが、非常に珍しいケースです。たぶんC.C.以来、実に3年ぶりです。
まあ、たまには悪くありませんがね。

で、話を進めると……
こうして晴れてシャルロッ党に入党した僕はシャルが見たくてISを一気に全話見てしまいました。
ISを見ている最中に、ワルサさんがシャルのフィギュアを持っていることを思い出しました。
どうしてもほしくなって、ISを見ながら……
「おでぇかんさま(お代官様)!どうかわたくしめにシャルのフィギュアをお譲りくだせぇ」と頼み……
「よかろう。七咲屋、お主もワルサよのぉ」と承諾してもらいました(笑)
交渉成立。


一夜明け、本日、フィギュアをお譲りいただくためにワルサさんと年明け初の再会をしました。
再会後すぐに、裸になっていたシャルのフィギュアをその場で受け取りました。
シャル「しゅうのエッチ」
え??いやいや、そういう意味の裸じゃなくって、箱がなくて中身だけのフィギュアという意味ですよ/////
け、決してやましいことなど。
箒「当たり前だ。女を全裸にしたら私がしゅうを叩き斬る!」
セシリア「し、篠ノ之さん?表現がストレート過ぎませんこと?」
ラウラ「何を言っている?夫婦なら見せ合うものだろう?」
鈴「あんたはちょっと黙ってて」

ちょ!みんな出て来なくていいから/////
まあ、とにかく、水着姿のシャルのフィギュアを受け取ったと!
決して全裸という意味ではない!……ぐぼあ!(おのれ、箒!)

その後、色々な店を回った後ゲーセンに行ったら、ナント、制服姿のシャルのフィギュアを発見。
1PLAY200円と書いてあったので、一度はやめようかと思いましたが……
「しゅう、お願い、僕を取って」と訴えかけるシャルの優しい瞳に心を奪われ……チャリーン。
「そんなに難しくない、きっと取れるクマ!待ってろ、俺のシャル!!」
シャルに対する熱い愛情で勝負を挑んだ僕。
一発目で良い感じになり、「ほっしゃ、いける!!」と思い、調子に乗りましたが、これが意外と難しい。
ワルサさんのアドバイスで店員さんを泣き落とす作戦を決行。
それでも僕が4PLAY、ワルサさんが1・2PLAYやってもシャルは落とせない!!
ワルサさんに「やめましょうか?」と言われるも、僕のシャルに対する熱い気持ちはこの程度じゃない!!
シャルをゲットするまで帰らないと決め、店員さんをとことん泣き落とし……
ワルサさんが3・4PLAY目(最後は500円で3PLAY)にさしかかった頃!!
「お、いけそう、いく、ギャッタアアアアアアアアアアアアアアアア!!ワルサありがとう!!」
ワルサさんが最後、500円で3PLAYに挑み、2PLAY目でシャルを落としてくれました!!
ゲーセンで景品をゲットしたのは久しぶりだし、シャルに対する熱い気持ちが込み上げてきて……
もう今にも泣き出しそうな思いで、ガッツポーズをキメ、思いっきり叫びました!!
ちなみにワルサさんはその後残った1PLAYを使い、何回かかけて秋山澪をゲット!!
ダブルの感動でした。

その後、昼飯を食って、カラオケを3時間やりました。


こちらは本日ゲットしたフィギュアの写真です。
ワルサさんからお譲りいただいた、(一応水着を着てるけど)裸のシャルです。
DSC_0414
ローアングル……見えそうで見えないのが悔しい……。
DSC_0415

本日のゲーセンの戦利品、制服姿のシャルです。
DSC_0416
この制服姿のシャルに心を制服征服されてしまった僕……困ったものです(笑)
DSC_0417
↑森島先輩の膝裏キスフィギュアみたい……。


で、まとめると……
ISなんて見るんじゃなかった!!
ここまで僕を惑わせるアニメだったとは思いも寄らず。
でも……
シャルロッ党入党万歳!!
いいじゃないか、素敵な出逢いだったんだから。
最後に……
ISありがとう!!素晴らしいアニメでした!!
ぜひ、二期をお願いします!!


逢「しゅう先輩」
しゅう「うん?」
逢「……」
しゅう「え?ち、違うよ。う、浮気なんかじゃ……」
逢「……」
しゅう「だ、だって、ISとアマガミはパラレルワールドだろ?な?」
逢「……もういいです」
しゅう「ええっ……」

誤解のないように言っておきますが、
オルコッ党離党と言っても、セシリアさんのことが好きじゃなくなったわけじゃないです。
好きです、大好きです!!
でも、シャルとは好きの度合いが違うという、ただそれだけのことです。
逢のこともこれからも逢し続けるし、お話だって継続して書いていきます。
そう、この記事ではシャルのことも好きになったよーって言いたいだけです。
好きなキャラが増えることっていいことじゃないですか。
それだけ幸せが増えるということです。
以上。

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2012-01-10

美也、まんま肉まん美味しかったぞ

本日、1月10日は何の日かと申しますと……これです!!
DSC_0367

そう、我らアマガミスト待望の「まんま肉まん」の発売日です!!
本日より関東のローソンにて「まんま肉まん」が発売開始となりました!!


僕はこういうフェアにはあまり乗らないし、肉まん自体あまり買わない人ですが……
まんま肉まんにはちょっと興味があったので、買いに行きました!!
近所のローソンって言っても、自宅から徒歩10分はかかるので、帰宅する頃には冷めますがね……。

というわけで、こちら!!
こちらが噂のまんま肉まんです!!


全体像(上)
DSC_0369

全体像(下)
DSC_0370

拡大すると……
DSC_0371

そしておまちかね!!中身は……
DSC_0372

まんま肉まんって普通の肉まんよりもちょい大きめで、具が多いわけでなく、生地が分厚いんです。
……って、それはいいとして、肝心のお味の方は……!!

夕月「う……」
橘「『う』まい……ですか?」
夕月「うぉっいし~~~~~~ん!」

まさにそんな気持ちでした!!
まんま肉まんを一口かじった時、あまりの美味しさに思わず「ああ、幸せだ」って呟きました。
呟いたって言ってもTwitterではなく、独りでボソッと。
たかが肉まんなのに、何でこんなに美味しいんだろう……美也の気持ちがよく分かる!
まさにそんな気持ちでした!!
肉まん食べてここまで幸せな気持ちになったのは、以前友人と横浜中華街で本場の中華まんを食べて以来です。

ちなみに写真からお気付きかと思いますが、欲張って2個買いました。
ちょうど朝飯を食べていなくて、もうお昼だったので。
自宅近所の小さいローソンに行ったらまんま肉まんが2個しかなく、20分待ちでした。
それでも僕はどうしてもまんま肉まんが食べたくて20分ローソンに居座りました。
ローソンがそこしかなく、今を逃したらこのまんま肉まんと二度と出逢えないような気がして。
僕はまんま肉まんと出逢うために今日を生きた。
僕はまんま肉まんと出逢うために朝飯を食べなかった。
そんな僕を文字通り暖かく待っていてくれたまんま肉まん。
運命の出逢いを感じます。
まんま肉まん、幸せをありがとう。

な~んか幸せ、ちょ~っと幸せ、感じる時こそ一番の幸せ♪


てな感じで、相当幸せだったので……
ここまで残さずにまんま肉まんを完食しました。

DSC_0373

で!ふとここであることに気付きました。
これを見て下さい。
まんま肉まんの包み紙です。
よーく見て下さい。
何かが、いえ、誰かが足りないと思いませんか?

DSC_0374

絢辻さん、梨穂子、薫、紗江ちゃん、逢、森島先輩はいる……
DSC_0375

……だが!!
美也がいない!!!!!
どういうことだ!?
山崎邦正「スタッフウウウウウウウウウウウウウウウウウウ」


まんま肉まんっつったら美也でしょうが!!
ていうか、アマガミでまんま肉まん食ってるの美也くらいしかいないはずなのに……
どうして美也をベントした!?

これはけしからんです!!
人がせっかく「美也、まんま肉まん美味しいなぁ。お前の気持ちがよく分かるよ」
って包み紙の美也に話しかけようとしたら、肝心の美也がどこにもいないではないか!!
まんま肉まんは美味しかったけど、美也がいないというこのミスはあってはならないと思いますよ。

関東のアマガミストの皆さん。
僕の、私の、俺の、あたしの、拙者の、あたいの、それがしの包み紙には美也がおったぞよ……
もしそういう方がいらっしゃったらご報告下さい。
いえ、報告しなくてもいいですが。

まあ、とにかく、他の地方から関東においでの皆さんはぜひ一度まんま肉まんを食して下さい。
これは食べて損はないものです!!

約束だよ、にぃに。

(写真を縮小せずに貼り付けたのは見や美也すさ第一だと思ったからです)
(逆に大きくて見づらいかもしれませんが、ご了承下さい)

2012-01-06

ゆかにゃん、むーたん、ハッピバースデートゥーユー!

鴻上会長セリフ

鴻上会長ケーキ

う、うお!?
何だいきなり!?

そうです!
本日、1月6日はハッピーバースデー
声優のゆかなさんと、親友の夢幻探求君(むーたん)

ということで、ゆかなさんが声の出演をしていた仮面ライダーオーズの鴻上会長にお越しいただきました。
むーたんも仮面ライダーオーズが好きなので。
上の鴻上会長とセリフは鴻上光生botから。
下のコアメダルとケーキはMato;Mateから。


この際なので、ゆかなさんとむーたんとの出逢いをまとめてみます。

2010年10月17日:アマガミSSマンスリーイベント七咲逢編
ゆかなさん、むーたん共に初対面→累計出逢い回数1,1
座席は前から3列目、左から6列目という好位置

12月27~28日:ほな、大阪でオフ会やりましょか
人生初、青春18切符で日本縦断の大旅行を果たした。
→累計出逢い回数1,2

2011年1月6日:ゆかにゃん、むーたん、ハッピバースデー!
これがゆかなさんとむーたんの誕生日を祝した前回の記事

2月20日:ゆかなシークレットバースデーライブ
ゆかなさんの1月6日のバースデー記念のライブ
整理番号10番で最前列左端のテーブルに着く
彼女の癒しの歌声に生きる希望をもらった
この時初めてゆかなさんとむーたんに誕生日プレゼントを贈った
→回数2,3

4月14日:ゆかなチャリティーライブ(神戸)
→回数3,4

5月8日:ゆかなチャリティーライブ(渋谷某所)
→累計出逢い回数4,4

9/27~30日:むーたん他3名と大阪、神戸、京都オフ
泣きを見るクラスタが生まれたオフ会
泣きを見るクラスタの説明→泣きを見るクラスタ2nd ~ロシアンたこ焼きはメイド(冥土)の土産~
→累計出逢い回数4,5

11月5日:早稲田祭2011(早稲田大学早稲田キャンパス)
ゆかなトークショー&ミニライブ ~早稲田にほほえみをあげたい~
→累計出逢い回数5,5

11月17日:23回目の“老けましておめでとう”
むーたんからお返しの誕生日プレゼントをもらった

こうして見ると、ゆかなさんとむーたんに同じ回数逢っていることが分かります。
ゆかなさん関連の詳細はこちら→ゆかなさん、azusaさんとの接点(随時更新)

5月8日~9月27日まで実に4ヶ月の間がありました。
その間に僕自身、つらかったことや苦しかったことがたくさんありました。
そんな時に真っ先にゆかなさんやむーたんの顔を思い浮かべました。
「また逢いたい!だったら頑張ろう」と奮起することもあれば……
「こんな時こそ逢いたいのにな」と泣きそうになったこともありました。
ゆかなさんは僕の憧れる人で、むーたんはTwitterのフォロワーさんという域を越えてすでに親友です。
お二人にまた逢いたいという想いが実現し……
まずは9月27日にむーたんと、続いて11月5日にゆかなさんと再会できました。
それ以降も、つらい時はいつだってむーたんのお世話になっているし、ゆかなさんの曲に癒されています。
それ故、僕にとって大切なお二人です。
なので、今回は前回に増してお二人のお誕生日をお祝いしたいです!!

ゆかなさん、むーたん……
お誕生日おめでとうございます!!
いつもありがとうございます!!
これからもどうぞよろしく!!


お二人とも次にお逢いできるのは東京ですね。
僕とむーたんは東京、大阪、東京、大阪、大阪で逢っているので、次は東京です!
心よりお待ちしております。

2012-01-01

2012年

2012年、あけましておめでとうございます
ゆかにゃん、むーたん、ハッピバースデートゥーユー!
美也、まんま肉まん美味しかったぞ
えっ?いまさら!?絶対シャルロッ党宣言!
azusa 5th Single「Check my soul」発売記念イベント
azusa 6th Single「告白」発売記念イベント
ゆかにゃん&むーたんバースデーライブ!!2012
七咲逢&メッシさん、お誕生日おめでとう!!

このまとめ用記事の日時設定に関しては以下を参照
目次をコンパクトにまとめました

2012-01-01

エピソード正月版「先輩、祈、幸伎、七咲家の旅行に行きましょう」

息子の幸伎が生まれた翌年の1月4日。
頑張ってくれた逢と祈へのサプライズとして、温泉旅行を用意した。
行き先は稲羽市、泊まるのは天城屋旅館という老舗旅館。
この稲羽市という地は数年前に何やら怪奇な連続殺人事件が起きたと噂になっている。
僕もその噂が少し気になってこの地を選んだ。
もう事件は解決したらしいが、3人を連れて行くには少し度胸が要った。
でも、せっかくの家族旅行だ。いわくありげな土地の方が楽しいと思う。
そんなわけで、僕が考えたペルソナ4のアフターストーリーも交えつつ、この話を進めていこうと思う。

輝日東駅から八十稲羽駅まではひたすら電車に乗って行った。
最初は見慣れぬ景色に胸踊らせていた祈も次第に疲れて眠ってしまった。
時々泣き出す幸伎の相手をするために逢は何度かトイレに立った。
そんな忙しい3人を見守りながら僕はずっと起きて考え事などをして時間を潰した。

逢「ずいぶん田舎まで来ましたね」
しゅう「うん。輝日東の方が都会だな」
逢「この地に何があるんですか?」
しゅう「有名なデパートとか有名な老舗旅館があるらしい」
逢「デパート?それならどこにでも……」
しゅう「ま、行ってみてのお楽しみ」

やがて、八十稲羽駅に到着した。
眠ったままの祈を起こし、電車を降りた。

逢「先に宿に寄りましょうか?荷物を置いてから回りたいです」
しゅう「よし、じゃあ、バスだな」

天城屋旅館まで行くには商店街からバスに乗る。
やがて到着した。

逢「なるほど、確かに老舗旅館ですね」
祈「わぁ、すごい旅館」
しゅう「入るぞ。すみませ~ん!」

奥から「はーい」という返事が聞こえ、足音とともに女将さんが出て来た。

女将「いらっしゃいませ」
しゅう「4人で予約している七咲です」
女将「少々お待ちを……はい、七咲さんですね」

するとそこへ従業員と思われる若い和服の女の子がやって来た。

女将「あ、こちらは娘の雪子です」
雪子「初めまして。女将の娘の天城雪子と申します。どうぞごひいきに」
しゅう「よろしくお願いします」
しゅう(可愛い!)
逢「女将さんの娘さんということはもしかして?」
雪子「はい。次期女将となります」
逢「お若いのに立派ですね」
雪子「そんなこと、ないです」
祈「かわいい!雪子さんもこの和服も!どっちも!」
雪子「え!?」

雪子さんは照れてしまった。

しゅう(祈、代わりに言ってくれてありがとう)
女将「あらあら、みなさん。雪子をいじめるのもその辺にしておいて下さいな」
逢「すみません。ふふっ」
女将「じゃ、お部屋のご案内をお願いね」
雪子「はい。こちらです」

雪子さんにお部屋を案内してもらった。
隅から隅まで立派な老舗旅館だ。

雪子「こちらです。どうぞ」

雪子さんが案内してくれた部屋に入った。
広い!素晴らしい!

祈「わぁ、すごいお部屋!わたし気に入った!」
雪子「ありがとう」
しゅう「ところで雪子さん。つかぬ事をお聞きしますが」
雪子「はい」
しゅう「雪子さんって旅館の跡取り娘なんですね」
しゅう「小さい時からもう運命が決まってて、その、つらいとか思ったことってありますか?」
しゅう「いや、あの、あんまりにも立派な接待をされているので、つい気になったんです」
雪子「……」
逢「先輩。聞いていいことと悪いことがあると思いますよ?」
しゅう「……そう、だよな。すみません。やっぱり忘れ……」
雪子「いえ。確かにそう思ったこともありました」
しゅう「やっぱり」
雪子「高校2年生の時、そのことでずっと悩んでて、本当につらかったんです」
雪子「でも、ある人のおかげでこうして立ち直ることができたんです」
雪子「相談してよかったって思いました」
雪子「一人でずっと悩んでいてもダメ。つらい時は誰かに相談することも大事なんだって知りました」
しゅう「……なるほど。頑張ったんですね」

僕が雪子さんに投げかけた疑問によって少し重くなった空気を一変するかのように……

逢「……あの、ところで」
雪子「はい」
逢「私たちここに初めて来たので、少し周辺を見て回りたいです。荷物はこのままで……」
雪子「はい、大丈夫です。もしよろしければ貴重品はフロントでお預かりします」
逢「ありがとうございます。では、これをお願いします」
雪子「かしこまりました。では、こちらへどうぞ」

来た道を戻り、フロントへ。
すると……

女性「おっす、雪子!」
雪子「あら、千枝」
しゅう「お知り合い?」
里中「あ、えっと、高校の同級生だった里中千枝です。高校はすぐそこの八十神高校です」
逢「初めまして」
里中「えっと……業務中?」
雪子「うん」
里中「じゃあ、とりあえず伝言だけ。鳴上君、今度の連休来るって」
雪子「鳴上君が!?分かった、ありがとう」
里中「じゃあね。あ、失礼しました」

里中さんは去って行った。

しゅう(鳴上……?珍しい苗字だ)
雪子「では、お気をつけて行ってらっしゃいませ」

天城屋旅館を後にし、バスに乗って商店街に向かった。

しゅう(さっきの話と雪子さんの様子からすると……鳴上って人、もしかして?)
しゅう(いや、待て。それはないだろう?でもな……)
逢「で?どこに行くんです?」
しゅう(僕の刑事の勘は当たってるか?)
逢「先輩!」
しゅう「え?ああ、えっと……」
逢「はぁ」
しゅう「とりあえず、この辺を見て回ろう」
祈「ん?」

祈が何かを見つけた。

祈「ねぇ、お父さん。あれ、なーに?」

祈が遠くを指さしている。

しゅう「あれって?……ああ、何かの建物?」
しゅう「ええっと」

僕は事前に用意していた地図と照らし合わせた。

しゅう「ジュネス?デパートか」
逢「ジュネスって……あの?」
しゅう「そういえば都会によくあるデパートらしいんだけど、見かけたことないな」
逢「ええ。私たちの家の周辺にはありませんでしたね」
しゅう「都会にしかないと思ってたけど、この田舎にもあったのか」
逢「先輩。予習したのに知らなかったんですか?」
しゅう「予習って。ちょっと地図を見ただけだよ」
逢「それで私たちを連れて来たんですか?」
しゅう「え?だって、調べるよりも直接確かめた方が……。ほら、習うより慣れろって言うし」
逢「先輩?それを言うなら百聞は一見に如かず、ですよね?」
しゅう「……そうとも言うな」
逢「……」
しゅう「な、何だよ、その目は?」
祈「行ってみたい!ジュネス行きたい!」
しゅう「ここまで来てジュネスか。まあ、行ったことないし、いいかな。よし、行くぞ!」

ジュネスに向かうことになった。

店内放送「ジュネスは毎日がお客様感謝デー!来て見て触れて下さい。エヴリデイ・ヤングライフ!ジュネス♪」
祈「エヴリデイ・ヤングライフ!ジュネス♪……おもしろい!何この歌」
しゅう「へぇ、結構大きなデパートだな」
逢「品揃え良さそうですね」
祈「わぁ、すごい!」
逢「祈、待ちなさい」

祈がすごく珍しそうに、どんどん僕らを置いて先に行こうとしている。

しゅう「僕は祈のそばにいるから、逢はゆっくり幸伎を連れてエレベーターで来てくれ」
逢「分かりました。祈から目を離さないで下さいね」

逢は幸伎が乗っているベビーカーを押しながらエレベーターに向かった。
行き先は何故か食品売り場。
祈が行き先を決めてしまっている。

金髪の男性店員「これ美味しいよ。食べてみて」
祈「……美味しい!」
金髪の男性店員「でしょでしょ!」
茶髪の男性店員「おい、クマ。持ち場から離れるな」
金髪の男性店員「だって、この子かわいいから」

祈は試食コーナーにいた。

しゅう「探したぞ。ご迷惑をおかけしました」
茶髪の男性店員「いいっすよ」
しゅう「すみません。何せ初めて来たもので、普段は大人しいのに今はご覧の通りです」
茶髪の男性店員「初めてっすか。ご来店ありがとうございます」
金髪の男性店員「おっと、そこのお姉さん。僕がお肉を焼いて差し上げましょうか?」
逢「えっ?あの……」
しゅう「逢、来たか」
金髪の男性店員「知り合い?」
しゅう「妻です」
金髪の男性店員「ワイフ?」
茶髪の男性店員「人妻だ。手ぇ出すなよ」
金髪の男性店員「残念だクマ」
茶髪の男性店員「一家揃って……ですか?」
しゅう「そうですね」
茶髪の男性店員「ご来店誠にありがとうございます」
金髪の男性店員「サンキューベリーマッチ!」
茶髪の男性店員「お前はさっさと持ち場に戻れよ」
茶髪の男性店員「鳴上が来るまでに金貯めとくんだろ?だったらさっさと仕事しろ」
金髪の男性店員「分かったクマ」
逢「鳴上?さっきも聞いたような……」
茶髪の男性店員「え?知ってんすか?」
逢「ええ。私たち、遠いところから家族旅行で来ました」
逢「先ほど寄って来た宿泊予定の天城屋旅館で里中さんという方からその名前をお聞きしました」
茶髪の男性店員「そうだったんすか!里中が……」
金髪の男性店員「センセイは有名だクマ」
しゅう「先生?鳴上さんって教師なんですか?」
茶髪の男性店員「あ、いや、そうじゃなくて。こいつが勝手にそう呼んでいるだけです」
金髪の男性店員「センセイはヨースケとチエチャンとユキチャンの元同級生だクマ」
茶髪の男性店員「俺は花村陽介って言います。こいつは熊田です」
逢「なるほど。そういう繋がりでしたか」
しゅう「じゃあ熊田さんは?」
熊田「知り合いです」
祈「すごい!みんなお友だちだね」
花村「まあ、こんな狭い田舎町だし。珍しくないよ」
しゅう「皆さん、高校卒業後は?」
花村「天城は旅館を継ぐための修行を、俺はここの店長の息子なんでここを継ぐための勉強を」
花村「里中は刑事に憧れて刑事を目指し、鳴上は都会に戻って大学進学しました」
しゅう「刑事か。僕と同じだ」
花村「刑事なんすか?」
しゅう「ええ、一応」
花村「そうっすか」
逢「店長さんの息子さんだったんですね。すごいです」
花村「大したことないっすよ」
花村「元々都会に住んでいて、親父がここの店長になった関係で一家で引っ越して来たんす」
花村「その流れでこうなったわけで」
しゅう「へぇ……」

僕たちはただただ感心するばかりだ。

花村「あ、えっと、業務に戻るんで、これで失礼します」
しゅう「いえ、こちらこそお引止めしてすみませんでした」
花村「里中と天城に逢ったらよろしく伝えておいて下さい」
熊田「バイバイ」
祈「バイバイ」
花村「まだいたのか!行くぞ」
熊田「分かったクマ」

しゅう「面白かったな、あの店員さんたち」
逢「ええ。狭い田舎町ならではの出来事でしたね」
祈「上行こう」
しゅう「急かすなよ。まだ時間は十分あるんだぞ」

その後もジュネスの至る所を見て回った。
祈にせがまれてジュネスでお土産を買った。
まぁ、こんな田舎町のジュネスは珍しいからな。
ここで買ったってだけで十分お土産品になりそうだ。

観光のほとんどをジュネス見物に使い、再びバスで天城屋旅館に戻った。

雪子「花村くんと熊田さんに?」
しゅう「ええ。よろしく伝えておいて下さいと言われました」
雪子「そうですか。しばらく逢ってないんで名前を聞いただけで懐かしく感じます」
しゅう「まぁ、旅館は忙しい商売ですからね。無理もないと思います」
雪子「それでは、ごゆっくりどうぞ」

雪子さんはフロントへ戻って行き、部屋で再び家族4人だけになった。

しゅう「夕飯まで間があるな。二人で行って来たらどうだ?源泉かけ流しのラドン温泉」
逢「いいんですか?」
しゅう「この時間帯は女性専用らしいし、幸伎の面倒は僕が引き受けるから」
逢「大丈夫ですか?」
しゅう「任せろ!僕を信じろ!幸伎なら大丈夫だ!」
逢「……分かりました。では、信じます」
祈「温泉?やったー!」
しゅう「ゆっくりしておいで」
祈「うん」

逢と祈が温泉に行っている間に僕は物思いに耽った。

しゅう「やっぱり、雪子さんを変えたのは鳴上さんなんだろうな」
しゅう「きっと恋愛だ。僕が逢を変えたように、鳴上さんと雪子さんも……」
しゅう「やっぱり人との繋がりは大事なんだな。そう思わないか、幸伎?」
幸伎「……」

幸伎は気持ちよさそうに眠っている。

しゅう「お前はいいよな、眠っていればいいんだから」
しゅう「でも、お前だって将来雪子さんみたいに何かに悩むことはあるだろう」
しゅう「そんな時は僕も逢も祈もいるし、友達や先生や恋人だって……」
しゅう「この前の祈みたいに、身近な人間がすごく大事だって気付くこともきっとあるさ」
しゅう「お前も立派な人間になれよ、幸伎」

幸伎の頭を撫でた。

夕飯までに交代して僕も温泉に浸かった。
やっぱり温泉は素晴らしい!!生き返る!!溜まってた日頃の疲れがどこかに飛んで行った!!


そして夕飯。

しゅう「うまい!さすがは老舗旅館!!」
逢「この味、そう簡単にはマネできませんね」

コンコン。

逢「はーい」
雪子「あの、よかったら、これどうぞ。メニューにはないですが」

出されたのはだし巻き玉子だった。

しゅう「いただきます」
逢「いただきます」
祈「いただきます」
雪子「どうぞ」
しゅう「……」
逢「……」
祈「……」
雪子「あの、お味は?」
しゅう「ん!!」
逢「これ、美味しいです!!」
祈「おいしい!!」
雪子「よかった……お口に合いましたか」
しゅう「これ、もしかして雪子さんの?」
雪子「はい、手作りです。一応厨房で料理人の立ち会いのもとに作りました」
逢「そうでしたか。美味しかったです」
雪子「ありがとうございます」
しゅう「でも、どうしてこれがメニューにないんです?」
雪子「それは……」
仲居「雪ちゃんのお料理の修行です」
雪子「仲居さん!?」
しゅう「修行?」
仲居「ええ。雪ちゃんが将来この旅館の女将にならず、独り立ちするために修行を許可しているんです」
仲居「大好きな人のために料理ができるようになりたい……そんな雪ちゃんの願いを叶えてあげたいんです」
雪子「仲居さん……」

雪子さんは赤面している。

逢「もしかして、鳴上さん……ですか?」
雪子「!」
逢「……」

逢は“なるほど”という顔をしている。

雪子「えっと、失礼します」
仲居「では、私も失礼します」

しゅう「そっかぁ。そうだったか」
逢「そのようですね」
しゅう「誰かを想う気持ちはその人自身をいい方向へと変えていくんだな」
逢「ええ。私もそう思います」
祈「ここ来てよかったね」
しゅう「ああ、よかった。いろんな意味でな」
しゅう「ここは一見すると何にもない田舎町だ。でも、だからこそ素敵な出逢いがある」
しゅう「それが分かったってことが、今回の旅行の一番の思い出になったな」
逢「まだ終わってませんよ。明日も素敵な思い出を作りたいですね」
祈「うん!」
しゅう「祈がジュネスに行こうって言ったおかげだ。祈がジュネスではしゃいだおかげだ」
祈「そ、そんなことないよ。あの歌を聞いてちょっと楽しい気持ちになっただけ」
祈「えっと……」
祈「ジュネスは毎日がお客様感謝デー!来て見て触れて下さい。エヴリデイ・ヤングライフ!ジュネス」
祈「だったよね?」
しゅう「すごいな。もう覚えたのか」

その後も寝るまで僕と逢と祈と、時々幸伎で盛り上がって楽しかった。

逢「先輩」
しゅう「ん?」
逢「今日はありがとうございます」
しゅう「まだ旅行は終わってないぞ?早く寝ないと明日は早い。見ろ、祈はもう寝てる」
逢「散々はしゃいでいましたからね。疲れたんでしょう」
しゅう「考えてみれば、僕も逢と出逢えたからここまで変われたんだよな。感謝してる」
逢「それを言うなら私だって感謝してます」
しゅう「逢……」
逢「先輩……」

逢とキスをした。
深い深いキス。

逢「おやすみなさい」
しゅう「おやすみ」


翌日、僕たちは旅館の方々と、出勤前の花村さんと熊田さんに見送られた。
どうやら急遽二人が駆けつけてくれたようだ。

女将「またお越し下さいませ」
雪子「どうかお元気で」
熊田「また来るクマ!」
花村「何度でも来て欲しいです」

最後はみんなに見送られて稲羽市を後にした。
素晴らしい思い出の残る旅行となった。

祈「旅行、楽しかったよ。お父さん、ありがとう」
逢「ありがとうございました」
しゅう「どういたしまして」
しゅう「まあ、旅行が楽しかったのは雪子さんたちのおかげだけどな」
逢「ええ。大切なことを学びましたね」
祈「わたし、しょうらい、雪子さんみたいなりっぱな人になりたい」
しゅう「うん。僕もあの人は立派だと想う!祈もきっと立派な人になれるよ!」
祈「本当?」
逢「うん。お父さんもお母さんもそう信じてる」
祈「……う、うん!がんばる!」

こうして祈は新年早々、新たな決意を胸にしたのであった。



七咲アフターストーリー
エピソード正月版
END

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